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シリーズ素朴な疑問 第2回「地下鉄の鏡」の謎


03月05日(火) 18時15分
 



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スカートと呼ばれる部分
 地下鉄ホームにある鏡。何の目的があるのか?その謎に迫った。

 地下鉄に乗ったことのある人は、誰もが見たことがあるホームの大きな鏡。疑問に思っている人も少なくはないだろう。ついつい目が行ってしまう人や髪型を直している女子高生など利用している人も多いはず。その大きな鏡の真相を明らかにする。

 この鏡は、札幌市交通局が少しでも自殺をはじめとした人身事故を減らそうと心理学の先生の指導の下、取り付けた。よって電車がやってくる方向、つまり乗り場の最後尾に設置されている。1984年から徐々に設置され、現在では10駅の相対式ホーム(ホームの内側に電車が走っている駅)に取り付けられている。

 鏡には、投身自殺を図ろうとした人が鏡に映った自分の姿を見て思いとどまるよう、願いが込められている。しかし、鏡に映った自分の姿が別の違うもの(例えば鬼や悪魔など)に見えてしまう症状の人もいるとのことで、自殺を含めた人身事故が減少したのかは明らかになっていない。

 人身事故は、札幌市に地下鉄が登場した1971年12月から2002年2月6日まで206件発生している。一番多発した年で1995年の14件、少なかった年は1976年の0件。男性が56.3%と女性をわずかに上回っており、年齢でみると46歳以上が32.5%と最も多い。駅別でみると、大通駅36件、次いで札幌駅15件となっている。比較的新しい東豊線の駅には0件の駅が多い。

 地下鉄人身事故は年々増え続けているわけではない。しかし、札幌市交通局では人身事故や誤ってホームに転落した場合に備えての対策が毎年、少しずつなされている。転落した場合の多くは、電車と線路の下敷きになって死亡するケースが多い。そこで線路には道床板(プラスチック製の滑りやすい板状のもの)を設置。電車にも先端部分にネット状のスカートと呼ばれるものを取り付け、路面と電車との隙間を少なくしている。これらは1985年から取り付けを開始。現在はすべてのホーム、電車に設置している。その結果、人身事故は減少した。

 「事故が起きた場合、人命救助を最優先しています。警察の事情検証もあるため運転再開には多少、時間がかかります。くれぐれも命は大事にしてください」と札幌市交通局広報課山崎さんは語る。

 何気なく利用している地下鉄にもいろんな工夫が施されていた。これ以上、不運な事故が起きないことを願いたい。






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線路の脇にあるのが道床板


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大通駅南北線真駒内方面行きホーム






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