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検証 「恵庭OL殺人事件」 第8回 証人が「マーチで森に行くのは無理」と証言


04月24日(水) 21時30分
 



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夜は街灯もないため真っ暗になる
 この間、警察は被告を尾行していた。

 4月24日午後1時15分から、札幌地方裁判所第5法廷で「恵庭OL殺人事件」の第35回公判が行われた。この日証人台に立った多田政拓氏は、大越美奈子被告を幼い頃から知る人物。多田氏は、逮捕前まで大越被告足繁くが通っていた喫茶店の経営者。また早来町議員でもある。

 さらに、2000年4月15日勇払郡早来町の町民の森で、被害者橋向香さんの遺留品(眼鏡ケース、ヘアピン、車の鍵など)が焼損された状態で見つかった際、警察に通報した人物でもある。

 弁護側の多田氏に対する尋問は、2000年4月10日から4月15日までの“6日間の出来事”だった。遺留品が捨てられていた早来の町道本郷通り線は、2000年4月10日夜から11日にかけて、大雨で土砂崩れが生じたと新聞報道された。ところが、燃やされた遺留品は雨にさらされた痕跡がなく、原型を残した状態で発見されている。そのため弁護側は、雨が止んだ4月11日から残焼物が発見された15日午後4時20分までの間に、大越被告以外の何者かが焼き捨てたのではないかと考えているのだ。

 多田氏は「森林を観察する目的で月に2、3回町民の森へ調査に出掛けている。2000年4月10日と13日に町民の森に調査に行ったが、その時は残焼物を確認していない。私は時速10kmで車を運転していたため何か不審な物があれば気づいたはずだ。町民の森は雪解け時期や雨が降ると道路がぬかるみ、毎年春になると砂利を敷かなければならないほどだ。この時私は(四輪駆動の)ジムニーで行ったが車はドロドロになり、タイヤは泥が付いて白くなるほどだった。しかし、大越被告が私の喫茶店に乗ってきたマーチに泥は付いていなかった。マーチで短時間に町民の森へ行き車を汚さずに帰ってくるのは無理だ。山には行ってないと思う」と証言。

 また多田氏はこの間大越被告が警察官から尾行されていたことも明かした。つまり、警察の目を盗んで町民の森に行くことには無理があると示唆したわけだ。

 弁護人は、「大越被告と親しいとはいえ大越被告に有利な発言はしていないか。町議として嘘偽りはないか」など証言の正確性を主張する質問をしたが、多田氏は「嘘はありません」と力強く答えた。

 一方、検察は反対尋問で、どうして当時のことをそんなに記憶しているのか、などを質問したが多田氏は滞ることなく「妻に日記を書かせており具体的な時間は事前に確認してきた。それ以外は私が記憶している」とスムーズに返答。検察は反対尋問を約1時間で終えた。

 続いて、裁判官が多田氏にいくつかの質問をした。

 裁判官 町民の森で見つかった残焼物は、その場で焼いた感じだったか、それとも焼いた物を持ってきた感じだったか。

 多田氏 その場で焼いた感じでした。

 裁判官 その根拠は。

 多田氏 焼かれたままの形で残っていたため。

 裁判官 証人が思うにはさかのぼっていつ頃焼かれたものだと思うか。

 多田氏 雨があがった後の14日から15日の間だと思います。

 ここで証人尋問は終了。

 最後に弁護側は大越被告の元同僚の女性、千歳署の警察官、橋向さんの遺族の3人の証人申請を行った。これに対し検察は同僚と警察官の2人を不必要と反対。しかし、裁判官の判断で検察が不必要とした2人の証人採用が決定した。






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遺留品が焼かれていた場所



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