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検証 「恵庭OL殺人事件」 第9回 元同僚の女性が「早く真犯人を見つけてほしい」と証言


 
上司の法廷発言とは大違い。
5月8日、札幌地方裁判所第5法廷で「恵庭OL殺人事件」の第36回公判が行われた。
今回証人に立ったのは被害者・橋向香さん、大越美奈子被告と一緒に日本通運札幌東支店キリンビール千歳工場で働いていた元同僚の女性。証人は、事件の約5ヵ月前まで大越被告と同じ職場に勤務、部署の異動に伴い橋向さんに業務を引き継いだ人物。その後、事件後配送センターに戻され、亡き被害者の業務を引き継いだ。
今回の尋問は、証人が日本通運札幌東支店キリンビール千歳工場におよそ10年勤務していたため、2人の仕事内容と配車センターの内情に集中した。
証人はまず事件当時の橋向さんと大越被告の業務内容を把握していると語った。
事件当日、橋向さんと大越被告は午後9時30分頃一緒に退社している。この件について以前、公判で証言した元上司は2人の業務内容から、「橋向さんは遅すぎて大越被告には早すぎる退社時間」と言及。
今回、弁護側は「以前の公判で、元上司が橋向さんの事件当日の仕事量ではもっと早く終わったと思うと証言しているが、当日の仕事量からどう思うか」と質問。これに対し証人は「橋向さんは通常より時間がかかったと思う。運送伝票や事後訂正が多ければ時間がかかるので通常の伝票枚数だけでは退社時間を判断できない」と指摘。
続いて大越被告については「オーダー時間が遅くても手順が変わるだけで遅くなるわけではない」と、元上司の証言とは異なる見解を示した。
検察は反対尋問で「証人は被害者の仕事にかかる時間がわかるのか」と質問。これには「橋向さんの仕事のスピードはわからないが、私だったら午後9時くらいまでかかると思った」と退社時間が妥当であることを指摘した。引き続き検事は、証人が「大越美奈子さんを支援する会」の会員であることを持ち出した。さらに、支援する会がホームページ上で警察に批判的な文章を掲載したことに対し、証人が書いたのではないかと追求。
しかし、裁判長から「事件に関係ないのでは」とたしなめられる場面もあった。
最後に検事は証人に現在の気持ちと裁判に望んでいることを発言するように求めた。証人は「早く(大越さんが)帰ってきてほしい。橋向さんのためにも真犯人を見つけてほしい」と証言。さらに「被告人が犯人ではないと思っているのか」と問われ、「はい」と即答した。
また、弁護側から「大越被告と仲が良いからといって事実をねじまげた発言はしていないか」と聞かれ「していません」とキッパリ主張した。
次の公判は5月22日の予定。







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