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現役医師が指南 「病院・医者との接し方」 「学閥」編


09月24日(火) 19時00分
文:東  



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上村友也氏
 巷間、ささやかれる「北大閥」、「札医大閥」の実態は…。 

 「病は気から」と言うが、よほど頑強な人でもない限り、病院の世話になることはあるだろう。まして大病を患い手術ともなれば、本人はもとより、その家族も気が気でないはずだ。そんな時、病院や医者とどう接すればいいのか、財団法人・結核予防会北海道支部の上村友也常務理事に聞いてみた。

 ――世の常ではあるが、医者の世界にも「派閥」があるといわれる。道内だと「北大閥」や「札幌医大閥」ということになるはずだが…。

 上村 大学には、いくつもの教室がある。それぞれの教室に属している人がそこを出て、いろいろな病院に勤務する。各教室は、北大に例えると、第1内科が呼吸器、第2内科は循環器と専門別に分かれている。だからそれぞれの教室出身者は、地方に勤務しても、横のつながりができる。

 仮に私が消化器の患者を紹介しようとすれば、北大の第3内科になる。消化器に関しては、第1内科よりも第3内科が専門だと思っているし、何より私が北大出身者であるためだ。私は北大出身者をたくさん知っているが、札幌医大出身者をあまり多くは知らない。だから北大を紹介する。これを「学閥」と言われるならば、「それは違う」と言いたい。

 例えば、弘前大学、あるいは九州のどこかの私大を出て、北大の医局に入れば、もう出身大学は関係ない。札幌医大の出身者が北大の医局に入るケースもある。派閥という言葉が適切かどうかは分からないが、大学というよりは教室単位でしょうね。

 ――大学病院の医師の中には、研究や論文に重きを置く結果、手術が苦手な人もいると聞く。

 上村  大学には「教育」、「診療」、「研究」の3本柱がある。場合によっては、個々の先生に得手不得手があるかもしれないが、この3本柱を均等にこなしているのではないか。

 ――手術の腕前は、序列の通り、教授、助教授、講師の順になるのか。

 上村  一概には言えません。ただ、日常的に8時間や10時間に及ぶ手術はざらにある。10時間の手術の最初は、5年の経験を有する医者、峠の部分を最も経験のある医師が執刀するということはあっていいこと。とはいえ、定年前の医師でも10時間程度の手術はみんな平気でやってます。

■上村友也(うえむら ともや)氏 1936年2月5日生まれ。67年、北海道大学医学部医学科卒。市立稚内病院外科医長、国立札幌病院北海道がんセンター外科医長、市立士別総合病院長、札幌市豊平保健所長などを経て、95年、札幌市衛生局長に就任。現在は財団法人・結核予防会北海道支部常務理事兼同支部札幌健康相談所長。

 全道高齢者健康コンクール中央審査委員、札幌市結核審査協議会委員、財団法人・北海道心臓協会評議員など多数の公職を務め、天使大学、酪農大学の非常勤講師でもある。医学博士。







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