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検証 「恵庭OL殺人事件」第21回 伊東秀子弁護士が語る「判決の行方」


 
「彼女は白です」
――第39回公判で事件現場近くに2台の車を見たと証言した女性は、三方を間仕切られ、傍聴席からは一切姿が見えなかった。そのような処置を講じた理由は、2台の車の人物が真犯人で、女性に危害を加えられる可能性があると裁判所が判断したためと認識したが。
伊東 繋がりますね。1回目は現場で公判を行いました。マスコミに聞かれるのがいやだったからです。1回で終えるつもりでしたが、反対尋問が長くなってしまい、しかたがなく法廷で2回目を行いました。
あの証人は11時13分の汽車に乗ってくる人を迎えに行くために、北広島駅へ行く途中2台の車を見たと証言しました。11時5分と時間を確認し、身支度を整え戸締りをして車を庭から出しているので、車を見たのは11時7分ごろですね。駅に向かう時はRV車と小さい車の2台の車しか見ていませんが、帰りはパトランプのようなものを見たと言っていました。現場は駅から6、7分かかりますので現場を通り過ぎたのは11時20分くらいです。あの人の証言は非常にリアルです。汽車という動かないものを確認していますから。
―11月20日の論告求刑は。
伊東 冒頭陳述と同じでしょうね。三角関係のもつれから憎しみをもって携帯電話で嫌がらせ電話をかけ、憎しみが収まらず「あいつを殺して焼いてやる」と決意して殺害したということになるでしょうね。
――どの程度の求刑になると思うか。
伊東 最低でも10年だと思いますよ。求刑の年数は問題と思っていないので考えた事はありませんが・・・
――伊東弁護士は、死体を焼くのに灯油ではなく、航空燃料の可能性を主張しているが。
伊東 警察は(灯油が重油や軽油に不正混入したことを判別するために添加される)クマリンの検査をしてないと言っていますが、しないはずはないんですよ。航空燃料を手に入れることができる人のレイプというか、(橋向香さんが)顔みしりなので車に乗ったという可能性はありますね。知り合いじゃないと彼女も車に乗らないでしょう。あくまでも可能性ということですが。
――判決はいつ頃になる見通しか。
伊東 3月の中旬ごろまでには出るのではないのでしょうか。
――大越美奈子被告の無罪を確信しているのか。
伊東 本当に殺してないので無罪なのか、殺しているという証拠が足りないため無罪になるのかで、彼女の今後の生き方が変わってくると思うんです。彼女は、今後こういう思いをする人が出てこないために、自分の使命として(経験を)伝えていきたいと言っています。こういうことは、証拠がなくて有罪になることを逃れることができた人間は絶対思いません。彼女はやってないからだと思いますよ。私は、証拠不十分の問題ではなくて、やってないので無罪。最初から無実だと思ったから弁護を引き受けました。白ということです。万が一ということはありますが、物証がなにもないですからね。(検察は)控訴するかもしれませんけど、これ以上なにがあるのかという感じがしますね。







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