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検証 「恵庭OL殺人事件」第24回 伊東秀子弁護士―大越美奈子被告往復書簡 前編


01月21日(火) 18時15分
 



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最後の1枚より
 「いつも私たちが傍にいることを忘れないで耐えて下さい」

 2000年3月16日に発生した「恵庭OL殺人事件」は、昨年11月20日に論告求刑が、12月18日には最終弁論が行われ、すべての公判は終了した。残すは3月26日の判決のみとなっている。

 この事件は、弁護側が事件当初から「冤罪」を主張していることでも知られているが、その弁護を担当しているのが伊東秀子弁護士。伊東弁護士は、初公判から2年以上にわたり大越美奈子被告を弁護してきた。その伊東弁護士と大越被告は、論告求刑後に手紙を交わしている。その内容は以下の通りだ。

 ―伊東弁護士より大越被告への手紙―
 今年は寒い日が続いております。昨日は、ごくろうさまでした。大変辛い時間だったと思いますが、よく、しっかり耐えられましたね。どの新聞にも、背筋をピンと伸ばして気丈に論告求刑をきいた貴女のことがのっていましたよ。

 あの残忍な殺人事件の真犯人に対して、求刑一八年は相当かもしれませんが、大越みな子にそれが課されるような誤判を防ぐために、私たちもこの一ヶ月間が勝負です。他の事件を一ヶ月前から全部キャンセルないしはお断りして、この事件に集中し始めております。世間の耳目を集めているために、警察、検察が総力をあげている事件である分、こちらも細かい論証を積み上げなければならず、全力投球でやります。

 貴女も孤独感、絶望感におそわれることもあるかと思いますが、決して一人ではないことを肝に銘じて斗って下さい。つねに伴走者がいることを確信して。

 神は耐えられない試練は決して与えない、と言われています。まさに、そのとおりだと思います。貴女には耐えられる試練です。辛く悲しい気持におそわれても、必ず神の存在を信じること。天(神)はいつも公平です。正しい秤を用いて下さることを信じてください。

 この一ヶ月間、最高の最終弁論を書くために、私も精魂を尽くします。お互いに、斗いましょう。絶対に勝利を勝ちとりましょう。

 寒さが厳しくなります。足腰を冷やさないよう気をつけてください。昨日、あの後、支援する会の人達と懇親しました。多田さん、阿部さんもウソつきよばわりされ、ショックを受けたようでしたが、皆、強力に支え続けてほしいことを私からもお願いしました。

 しばらく接見に行けません。でも、いつも私たちが傍にいることを忘れないで耐えて下さい。

 お元気で。

 伊東 秀子拝

 二〇〇二年一一月二一日

 大越みな子様

 次回は、大越被告が伊東弁護士にしたためた返信。






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手紙は直筆で4枚書かれていた(写真はコピー)


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伊東秀子弁護士



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