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検証 「恵庭OL殺人事件」第24回 伊東秀子弁護士―大越美奈子被告往復書簡 後編


 
「帰れると信じています」と大越美奈子被告。
3月26日に判決が言い渡される「恵庭OL殺人事件」で、殺人の罪に問われている大越美奈子被告と、伊東秀子弁護士が論告求刑後に手紙を交わしているのは前編のとおり。
今回は前編に続いて、大越美奈子被告が伊東弁護士に送った手紙の全文を掲載する。
―大越被告から伊東弁護士への手紙― 伊東 秀子様
お手紙ありがとうございます。
先日の公判の様子、記者会見の記事、新聞で見ました。記事の大きさや、法廷内でのマスコミの方々の視線に、新めて事件への感心の深さを感じました。
何を言われても表情が動くことなく、求刑に身じろぎもしなかった様ですね。ですが、自分で思っていた以上に、心は緊張していたようで、法廷を出たとたん、足元から力がぬけてしまいました。
論告を聞いて、正直な感想ですが「あんな論告文に負けたくない」そう思いました。限られた時間の中ですが、私が無罪を主張しているのだから、もっと色々な事を理詰めで言ってくると思っていました。ポコポコと穴のあいた論告に感じました。
早来に安平「あびら」という住所があるのですが「やすひら」といっていました。阿部さんや多田さんだってウソツキなんかじゃありません。
今、私にできることは、勝つと信じることだけです。私がそう思わなければ、先生達が私の為に費やしていただいた時間を無駄にしてしまうと思っています。
道警の留置場にいた時、一緒だった子が、励ましの手紙をくれました。裁判を傍聴にきてくれたこともあるらしく、先生達の事を「最強・弁護士団」と言ってくれました。私もそう思い、信じています。先生達に心を開くことのできなかった私を弁護してもらっています。帰れると信じています。帰して下さい。宜しくお願いします。
寒くなってきました、体調を崩さないよう、気を付けて下さい。私も下を向かず、日々を過ごします。
H14.11.25 大越 美奈子
この手紙を受け取り伊東弁護士は「大越被告は論告求刑でかなり強くやられたので、ショックを受けているのでは、と心配していました。しかし、『あんな論告に負けたくない』と言っているので安心しました。先日、接見に行ったのですが、以前より明るくなり、ふっくらした様子でした」と振り返る。







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