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雪まつり陸自支援の舞台裏 9


 
安全な雪輸送を実行するための周到な事前作業。
1日平均120台もの輸送車両が市内全域を行き交う雪輸送は、陸上自衛隊が組織する「雪まつり協力団」にとって最も気を使う作業のひとつだ。
自衛隊、民間車両を含め、雪輸送全般の指揮をとる「雪輸送統制隊」の吉川正史輸送隊長は「我々は普段、民間車両の少ない時間帯で行動していますが、雪輸送に関しては運搬量が膨大なため、朝夕のラッシュ時といえども運行しなければなりません。しかも雪を満載した多数のトラックを運行させるだけに、普段の行動時以上に神経を使います」とその苦労を漏らす。
雪輸送に関しては、雪像を制作する各部隊と第11後方支援連隊、第3施設団の一部が実施していることは先に触れた通りだが、1月8日から開始された雪輸送に先立って、これらの部隊では運搬作業上の安全教育を徹底している。
まずは12月上旬、輸送を担当する部隊の指揮官を対象に、採雪場所と運搬経路の事前視察を敢行。経路を確認すると同時に危険箇所などを確認、輸送開始までは運搬車両の操縦訓練を行っている。その訓練の中では、スリップ体験も実施。雪を積載した場合で運搬車両がどのような挙動を起こすのか、専用のテストコースを設置し、雪輸送を担当する各部隊で体験している。荷台に満載した雪は予想以上の負荷となるため、急ブレーキ時には、普段運行に慣れているはずの隊員でさえ思わず体がこわばってしまうほどだ。
輸送期間中に突入しても、出発前にはブレーキ体験を実施。運行中の不備に対して指導を受けるほか、教訓・反省事項をふまえた教育が、作業終了時に毎日、実施されている。
市内近郊に点在する採雪地の偵察も欠かせない。例年、採雪地は決まっているものの、その年によって降雪状況はまちまち。そのため、12月上旬には採雪予定地点を上空からヘリコプターで偵察、輸送計画に反映させる。
また、雪輸送が開始された後も、輸送状況把握のため、同様に上空からの偵察を行っている。
1昨年前までは、雪輸送が開始されると「道路が渋滞して困る」といった苦情が、一般市民から同隊に対して5〜6件寄せられていたという。しかし、同様の苦情は昨年から減少し、今年はゼロのまま終了している。こうしたことからも、雪輸送統制隊の果たした役割が安全運行や渋滞回避に十分反映されたことがうかがえる。







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| 航空偵察は実行委員会のメンバーも参加して実施された |
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関連サイト

シリーズ一括読み
http://www.bnn-s.com/news/series_cd33.html

陸上自衛隊第11師団
http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/11d/






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