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恵庭OL殺人事件 注目される元監察医・上野正彦氏の証言


05月21日(金) 16時20分
文:東  



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大越美奈子被告(写真左)と殺害された橋向香さん
 控訴審第3回公判で出廷。

 2000年3月17日、恵庭市北島で橋向香さん(当時24)の遺体が発見された。犯人として逮捕・起訴されたのは、橋向さんと同じ日本通運札幌東支店キリンビール千歳工場内構内課に勤務する同僚・大越美奈子被告だった。

 昨年3月26日、札幌地裁(遠藤和正裁判長)は「被告は単独で被害者を殺害。その死体を焼損したことは、合理的な疑いを差し挟む余地がなく認定できる」と、大越被告に懲役16年(求刑18年)を言い渡した。

 有罪判決を受け、弁護側は即日控訴。控訴審は04年3月22日、札幌高裁(長島孝太郎裁判長)で始まった。この時、被告弁護人の秋山賢三氏は、次のように指摘した。

 「本件は複数による犯行か、単独であれば被害者の体力を上回る男性の犯行である蓋然性が高い。被害者の遺体は焼損前から開脚されていたと推認される。(1審判決のように)凶器がタオルであれば、頸部に防御創が残るはずだがない。被告は右手の指が発育不全で握力が弱い。遺体のブラジャーは乳房の位置とずれており、性的な暴行をされたことが窺える」

 「原判決によると、犯行現場は被告人の車とされているが、車からは被害者の血痕、尿、毛髪、指紋などは一切出てきていない」

 第3回公判は5月25日午後1時10分から開かれ、弁護側が申請した上野正彦元東京都監察医務院院長の証人尋問が行われる。上野氏はベストセラー「死体は語る」の著作で知られる法医学評論家。

 弁護側は上野氏の遺体鑑定意見書を示し、「単独での殺害は不可能。複数か、男性による事件」と主張している。

 これまで2万体の変死体を目の当たりにしてきた上野氏が、どのような見解を示すのか注視される。







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