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学校でひんしゅく、幼すぎる父母の醜態 第4回


08月16日(月) 19時00分
文:東  



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3学期の終業式までに作成される「クラス編成の個票」
 親のわがままがまかり通ってしまうクラス編成。

 第3回は、父母が飲み代やギャンブル代に給食費を使った結果、学校は材料費の見直しを余儀なくされ、当初は献立に予定されていたメロンがミカンになってしまうなど、給食費未納の実態を掲載した。

 第4回は、私情を理由にクラス編成にまで口を出す父母の醜態を報じる。

 多くの小学校は、偶数学年の児童が奇数学年に上がる際、クラスを替える。

 3年生や5年生の新クラス編成は、前年度の3学期終業式前に校長が朝会で新担任を発表するため、新旧担任の異動前に行われる。

 新3年生が3学級となる場合は、担任が受け持っていたクラスの児童を3つのグループに分けるため、「クラス編成の個票」を作成する。

 「クラス編成の個票」は、「学力」と「運動能力」をA、B、Cの3段階で評価、児童の居住地が偏らないように「地域」を記載する。さらに「備考」欄には、「父母がPTA役員を希望」などのほか、「LD」(学習障害)や「注意欠陥多動性障害」(多動症)などの特記事項が赤で記載される。

 この個票は各担任の負担や各クラスの学習能力を均等にするためのものだ。消極的な児童と、その児童を引っ張っていくことができるリーダーシップを備えた児童を同じクラスにするなど一定の配慮もなされている。

 ところが、学校でのクラス編成を前に、父母が担任や校長、教頭に希望を依頼することがしばしばあるという。

 3年生や5年生のクラス編成の際は旧担任に、担任が誰かわからない入学前は校長もしくは教頭に相談するケースが多い。

 具体的な相談内容は、双子を持つ父母からの「優劣を付けたくないため、クラスを別々にしてほしい」、「幼稚園時代にあの子にいじめられたので、同じクラスは勘弁してほしい」などさまざまだが、この程度であれば“許容範囲”と言って差し支えないだろう。

 だが、単なる私情でクラス編成に注文を付ける父兄もいる。

 呆れた実態をある公立小学校の30歳代教諭が明かす。

 「学習障害児は1クラスに1人いるとも言われ、各担任の負担を均等化するために個票は必要。しかし、『あの子は夜遅くまで遊んでいるので、一緒のクラスになれば、うちの子どもの生活リズムが狂う』とか、『あの子の親は好きでないので、せめて連絡網が回ってきたり、こちらから電話を掛けることだけはないようにお願いしたい』といった相談まである」

 さらに驚愕は続く。

 「父母から○○さんの子どもと同じクラスにはしないでほしいという要望があり、理由を聞くと、『○○さんは私に対する嫌がらせから、頼んでもいない通販をいたずらで自宅に送ってきた。具体的な証拠はないが、考えても犯人は○○さんしか考えられない。私も仕返しに電話で注文して○○さんの家に通販が届くようにしたが、最初にやったのは向こうで、こちらはとても我慢できずにやっただけ』というものまである。学校としては、こんなことでクラス編成を配慮したくはないが、後々要望を受け入れてくれなかったなどと文句を言われ、面倒なことになりかねないため、やむなく相談に応じることが多い」

 昨今、教員は保護者から厳しく批判されることが多々ある。だが、身勝手な保護者からのつまらない注文に頭を悩ませる教員も少なくない。










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