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恵庭OL殺人事件 控訴審第6回公判 現職警察官3人を証人尋問


 
次回公判での被告人質問が決定。
「恵庭OL殺人事件」の控訴審第6回公判が、9月21日午後1時15分から札幌高裁(長島孝太郎裁判長)で開かれた。
大越美奈子被告(34)は、腰まで伸びた髪を編み込みにまとめ、紺色の長袖Tシャツに紺色のスカートで入廷。
弁護側は第4回公判で、ブタを用いた燃焼実験の録画テープを高裁に証拠として申請、前回の第5回公判で再生され、このビデオは証拠として採用された。
第6回公判は、事件発生当時に千歳署に勤務し捜査に関わった別府正敏、松尾聖司、柏利次氏の現職警察官3人が証人として出廷した。
別府証人は検察の依頼により、今年3月16日に橋向香さん(当時24)の遺体発見現場から恵庭市内のガソリンスタンド「ガソリンキング」まで、何分かかるかを検証、捜査報告書にまとめた人物。大越被告が犯行直後に立ち寄ったとされるガソリンキングと遺体発見現場はおよそ14キロの距離。
検察官は別府証人に対し、この日を選んだ理由や使用した車両、検分した経路などを尋問した。
別府証人は「事件発生時と同じ日にやってほしいと言われ、3月16日に行った。使用した車両は日産セレナ。私のほか2人の警察官と検分を行い、その様子をビデオカメラで撮影した。地図から直線的な経路を探し、遺体発見現場から南6線に出て道道江別恵庭線からスタンドに向かうコースと、南7線に出て千歳線の踏み切りを越え、道道江別恵庭線に出るコースを走行した」と答えた。
別府証人は反対尋問で弁護団からルートを決めたのは誰か、3月17日の午前零時10分から3回目の検分を行ったのはなぜかなどと聞かれると「1、2回目については、私が直線的にガソリンキングに行けるルートを決め走行した。3回目はその時の状況に合わせて住宅街を走ってみてはどうかと思い走行した。ルートを決めた理由は直線的に走ったほうが良いと思ったからだ」と話した。
3人は検分中、法定速度に従って走行、距離の測定には車両のトリップメーターを使用した。1、2回目に走行した時刻は午後10時38分から11時45分。3回目は、零時10分から3回目の走行を行った。1回目は21分20秒、2回目は21分25秒、3回目は18分48秒で遺体発見現場からガソリンキングに到着した。
続いて、松尾証人が入廷した。
松尾証人は2000年5月18日、被害者の自宅に出向き、橋向さんが殺害当時、生理中だったかどうかを確認するため、自宅から2枚のパンツを押収。捜査報告書を作成した。報告書には、松尾証人が撮影した6枚の写真が添付されている。
松尾証人は弁護団から、千歳署内で被害者が生理中だったのではないかという話が出たのはいつかなどと尋問された。
松尾証人は「分からない。私は被害者の生理の件を尋ねて来いとの指示を受け、自宅を訪ねただけ。被害者の母親は事件から日数が経過しているものの、捜査の役に立てばとの理由から、部屋の中のものにはさわっていなかった。また『毎週日曜日にまとめて洗濯をしている』と聞き、洗濯物の中に生理だと判別できる下着がないかどうか母親に調べてもらった。5枚のパンツの中に、血痕の付着したパンツが2枚あり証拠品として預かった」と説明した。
これに対し弁護団は「生理だったかそうでないかは重要な争点。なぜ自分で部屋に上がり、見せてもらわなかったのか。下着をどうやって本人のものか確認したのか。母親が言っていることを信じただけか」と尋問。松尾証人は「亡くなった方だし、女性なので自分で確認は行わなかった」と述べた。
最後に、今年7月9日、体重50キロ、生後4ヵ月で死亡したメスブタの皮膚の状態を、死亡獣畜を取り扱う千歳市のポピーの協力を得て調査した柏証人が答えた。
柏は弁護団の尋問に対し、皮膚の厚みを調べるのに器具を用いていないこと、体毛の状況は指示を受けておらず調べていないこと、ブタの性別や体重の確認を忘れ、4、5日経ってから電話で行ったことなどの実態を明かした。
次回の公判は10月28日午後1時15分から開かれ、被告人質問が行われる。被告人尋問は弁護側、検察側の順番で行われ、最後に高裁が最終尋問を行う予定だ。







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