BNN [Brain News Network]

携帯からBNN[BNN携帯サイトへ]
RSS

記事検索


今すぐ!!北海道のニュースサイト
HOME ニュース スポンサー一覧



ニュース 過去の記事一覧
性犯罪者の“楽園”NIPPON 前編


01月07日(金) 15時25分
文:東  



写真拡大

世間を震撼させた宮崎勤被告
 性的倒錯者のペドフィリア(幼児性愛)やネクロフィリア(死体性愛)は看過されている。

 奈良市の小学校1年生女児の誘拐殺人事件で逮捕された小林薫容疑者(36)には、過去2回の性犯罪の前歴があった。

 小林容疑者は1989年に幼女8人に対する強制わいせつ容疑で送検され、91年は女児に対する殺人未遂容疑で逮捕され、服役していたことが明らかになっている。

 女児が使っていたカメラ付き携帯電話で遺体を撮影し、母親にメールを送るという手口は、上告中の宮崎勤被告が幼女4人を殺害、「今田勇子」の偽名で犯行を告白する手紙を送ったり、遺族宅に遺骨を置いた猟奇的な事件を想起させるものだった。

 奈良の事件を踏まえ、漆原巌警察庁長官は1月6日の定例記者会見で、性犯罪者の服役後の居住情報を警察署単位で把握する必要性に言及、法務省に協力を働きかける考えを示した。

 警察庁が昨年12月に発表した2004年(1〜11月)の「犯罪情勢」を見ても、性犯罪に対する早急な対策が講じられなければならないことは明らかだ。

 1995年の強姦事件の認知件数は1,500だった。03年はその1.6倍強の2,472件に増加し、04年(1〜11月)も2,008件発生している。

 しかも検挙率は年々低下している。95年の検挙件数は1,410で検挙率は94.0%だった。ところが04年の検挙件数は1,307にとどまり、検挙率は65.1%にダウンしている。

 95年に発生した強姦事件のうち、街頭で発生したものは全体の26.8%となる403件だった。ところが03年の街頭発生件数は全体の33.6%に達する832件に上っている。

 強制わいせつも同様だ。95年の認知件数は3,644。03年は1万0,029、04年(1〜11月)は8,541。95年の検挙件数は3,232で検挙率は88.7%だったが、04年の検挙件数は3,428、検挙率は実に40.1%まで下がっている。

 04年における強制わいせつは、街頭での発生が59.8%を占めた。同時に男性被害者127人を数え、20歳未満が105人だった。

 性犯罪の被害者は加害者の知人や顔見知りのケースが少なくないことを理由に、いまだ被害者にも落ち度があるとの見方が払拭されていない。

 しかし、街頭での発生増加が示すように無辜の人が被害に遭遇するケースが増えている。

 だが、強姦や単独犯による強制わいせつは親告罪であり、告訴がなければ、検察は公訴を提起することができない。

 泣き寝入りする女性が相当数いることを踏まえれば、強姦や強制わいせつの実態は一層、増えるはずだ。

 札幌市の子どもアシストセンターでは、市立の小・中学校を対象に生徒・児童が被害者となった不審者の(性器などの)露出、痴漢、車への引き込み、暴力、声掛け、つきまとい、その他の行為を調査している。

 03年度の小・中学生の被害者は、前年度から136人減少して1,185人。露出と痴漢の被害者のうち21人が男子だった。

 子どもアシストセンターでは「露出する人間の年齢層は幅広く、高校生や20歳代前半の男もいる。そうした年齢層の人間が男子に性器を見せたり、被害者の性器を見る理由は、自身の性器の発育状況を確認するためでもある」と明かしている。

 未成年というよりも、児童や幼児が被害者や犠牲者となる背景には、ペドフィリア(幼児性愛)、ネクロフィリア(死体性愛)などの性的倒錯者の存在がある。

 インターネットで流布される児童のポルノ写真や動画のモデルは、多くが誘拐された少女である。ヨーロッパではこうした児童ポルノが深刻な社会問題となっており、英国では児童ポルノのサイトを閲覧したことが発覚した場合、指紋やDNAが採取され、性犯罪者リストに登録される。

 翻って日本にはヨーロッパのような厳しい規制がない。かつて海外旅行に赴いた日本人は、こっそり無修正のポルノ雑誌を持ち帰ってきた。

 ところがいまや国内ではポルノサイトが見放題だし、少女をモデルにしたポルノまがいの漫画が氾濫している。

 ペドフィリアやネクロフィリアにとって、日本は一種の楽園と化している。マスメディアが“純愛ブーム”をもてはやす傍らで、性犯罪者の“予備軍”は、ほくそ笑んでいるかもしれない。

 以下、後編。

■強姦 「暴行または脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、2年以上の有期懲役に処する。13歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする」(刑法第177条)

■強制わいせつ 「13歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6カ月以上7年以下の懲役に処する。13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も同様とする」(刑法第176条)










このページのTOPへ




WEBアンケート
シリーズ一括読み

お天気WEB Hokkaido

Google

有料会員ログイン

有料会員登録

会社概要
プライバシー・ポリシー
ご意見・お問い合わせ
BNN市民記者募集
メルマガ登録・解除
リンク集

当サイトは、リンクフリーです。バナーが必要な方は下のバナーをお使いください

北海道ニュース BNN [Brain News Network]



HOME | ニュース | 札幌市政 | 女性の視点 | スポーツ | BNN-TV | 催事・生活情報 | スポンサー一覧
Copyright(c) Brain News Network [BNN] Co.,ltd.All Rights Reserved.