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函館で初の「やぶさめ競技大会」が開催


06月27日(月) 10時40分
 



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手ほどきを受けながら行なう弓射ち体験
 いまや貴重種となった北海道和種馬「どさんこ」が主役。

 26日、函館市の人工島「緑の島」を会場に、「どさんこフェスタin函館」が開催された。初めて開かれたこのイベントは、より多くの人に北海道和種馬「どさんこ」とふれ合い、その魅力を知って欲しいとの思いから、牧場「函館どさんこファーム」を経営する池田茂さんらが中心となって企画したもの。

 メインイベントの「第1回やぶさめ競技大会」では函館はもとより富山や関東などからも集まった31人の競技者がその技を披露した。競技は150メートルのコースを18秒以内で駆け抜ける間に3つの的を射抜くという方式で、的に当てた点数と走行タイム両方を点数化して競う。

 やぶさめをスポーツ競技として広く普及させようとしている流鏑馬競技連盟の近藤誠司会長(北海道大学教授・農学博士)によると、このほか、ルールとしてどさんこなど和種の馬を用いることと和装で乗馬することを定めているという。

 この日も競技者は鹿の皮や太刀を身に着けた狩装束や水干(すいかん)、直垂(ひたたれ)、弓道衣など思い思いの鮮やかな衣装で参加した。近藤会長は「戦場でもかぶいた(異様な)服装の者がいて目立っていたに違いないので、派手な衣装で目立つのもいいのではないか」と話していた。

 観客の眼前を砂煙を立てて馬が駆け抜け、馬上から矢が放たれるたび、大きな歓声や拍手が上がった。競技にはNHK函館放送局の女性アナウンサーも出場し、特に大きな声援を受けていた。

 会場では弓射ち体験や引き馬体験、子供を対象としたやぶさめゲームなども行なわれ、いずれにも希望者が列をなし、参加者は初の体験に満面の笑みを浮かべて楽しんでいた。

 木馬からの弓射ち体験を行い何度も的に的中させた市内の40代の女性は「初めてだが楽しかった。意外と(自分に)才能あるかも」と話していた。

 およそ300年前に漁労・農耕・荷役などのため東北の南部地方から持ち込まれた和種馬が北海道の気候風土に適応したとされる「どさんこ」は、最盛期には9万頭を超えたが、現在では1,800頭余りとその数は減少している。

 流鏑馬競技連盟では、「今後も道内各地や東北でのやぶさめ競技大会の開催を予定しており、継続的な活動を通して競技の普及と、どさんこを含めて全国に3,000頭しか残っていない和種馬の保存を図りたい」としている。

■佐々木康弘(ささき やすひろ) 30代。函館市でフリーライターとして活動。






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やぶさめゲームを楽しむ子ども


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馬上から的を狙う競技者


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思い思いの衣装をまとった競技者


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正式な狩装束を身に着けた競技者






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