札幌市中央区のCDショップ
「音楽処」でお手伝いするワタクシ。先週はもっぱら紙を切り、折り、CDとともにケースに挿入するという作業をしておりました。
というのも、先日も
紹介した向井誠一郎君と音楽処のコラボレーションCDが12月4日に発売されたからで、そのCDとジャケットをセットしていたのですよ。発売当日の朝まで準備に追われていました。
タイトルは、店名そのまま「音楽処」。この曲、今年5月に店がオープンした際に、向井君がお祝いと応援の気持ちを込めて作った歌で、オープン当日に音楽処のインストアライブで披露されたもの。
本人曰く「最初はその時一度だけ歌うつもりで作った」という即興の作品なのですが、そのまま封印するにはもったいない良い曲で、評判も上々。そこでせっかくだからショップでCD作っちゃおう、という事になったのです。
アーティストとCDショップが協力してCD作るなんて実に珍しい。
CDには、9月のインストアライブの模様と、その日の閉店後に店内で録音された向井君の弾き語りに後日アレンジを付け足したテイクを収録。それに向井君の作業場で録音されたものとカラオケという4バージョンの「音楽処」が収められています。さらにジャケットも4パターン制作。もちろん、音楽処のみの限定販売です。
ネットで何でも手に入るこの時代に、あえて「その場所でしか手に入れられない」という愉しみを作ろうという発想で生れたこのCD。本来なら工場に依頼し、ジャケット印刷もケースへの組み込みもやってもらうところですが、あえて「手作り」にこだわり、店のスタッフの手作業で仕上げました。
まるで新鮮な野菜や果物みたいに、「採れたその場で味わう」ようにして楽しんでもらえるといいかも。
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代はバンド活動と友人の映画作りの手伝いに勤しむあまり、単位の修得を忘れる。北海道のCDショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。