突然ですが、アナタは17歳の時、何を考えていましたか?
僕は「自分は将来、プロのミュージシャンになるんだ」と思い込んだまま何もせず、喫茶店でタバコをふかし、女の子の尻を追い回し、友達と親には言えない事ばかりやってる少年でした。
さらに唐突ですが、僕は「最近の若者は」っていうアレが大嫌いでね。そんなに自分の若いときが立派だったワケじゃないだろうと突っ込みたくなるんですよ。今だって立派じゃないクセに。若者だって色々なんだから、そんなひとまとめにして批判しちゃいけない。
中にはあなどれない、というか「自分の17歳は一体何だったんだ?」と思わせるようなヤツだっている。
その一人が、札幌在住の高校生
笹木勇一郎(独身)だ。12月7日に発売された彼のニューシングル「地球の瞳/オトナのセカイ」を聴いてビックリした。というか、何だかよく分からんが「スミマセン」って気持ちになった。
これまで17歳のシンガーソングライターというと、自分の思いのたけを闇雲にぶつけるって感じで、その清々しさなんかが魅力だったりしたけれども、笹木クンの場合はチト違う。
確かに歌詞は17歳らしい視点、意識で書かれていてしっかりと自分の主張を持っているんだけれど、それをちゃんと音楽的な鑑賞に耐えうる形で、要するにしっかりと作品として仕上げられる技量を持っているのだ。
本人も関わっているというアレンジなんか聴いていると、もうプロフェッショナルというか、ロック好きのオヤジ泣かせの小技が効いてたりして、幾つなんだか分かりゃしない。プロフィール読んでたら、聴いている音楽とか同じだもんなぁ。
ジャケットを見るといい面構えの彼ではあるが、実は先日ちょっとだけお会いした時は、学校帰りという事で学生服を着用。素直で礼儀正しい姿を見ているとまさに少年だったんだけれど、そのギャップがまた魅力的でもある。ここで学生服姿をお見せできないのが残念。
個人的には、これだけの逸材にも関わらず「天才」なんてありきたりのコピーを使わない、関係者のオトナ達の配慮も好ましい。
笹木クン、12月23日には今回のシングル発売記念のワンマンライブを行う。シングル購入者対象者限定だが、入場は無料。詳しくはシングルに付いている「応募要綱」をご覧下さい。
以上、最近ようやく高校野球の選手が年下に見えるようになったと思ったら、監督まで自分より年下な学校があることに気づいた辻がお伝えしました。
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代はバンド活動と友人の映画作りの手伝いに勤しむあまり、単位の修得を忘れる。北海道のCDショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。