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辻 正仁の「音(オン)ラインにゅ?す」<今後のローカルミュージックシーン>


 
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| 今年も道内のミュージック情報をせっせとお届けします |
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年末年始に考えた音楽業界の今後とは。
若干遅くなりましたが、みなさま明けましておめでとうございます。
昨年11月よりスタートしたこの「音ラインにゅ〜す」、徐々に充実させていきたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。
さて、大晦日、正月と僕は実家に帰り、することが何も無いのでダラダラとテレビを眺めてすごしていたんだけれど、正月のテレビ番組ってのはホント力が抜けてて、グズグスな感じでいいですね。
構成やら段取りやらもほとんど把握してる人がいない感じで、見終わっても何も残らない。おもしろいワケでもつまらないワケでもなく、ただ、だらしなく時間だけが過ぎていく感じが大好き。
で、この「音ラインにゅ〜す」も、新年最初なんでそれをやろうと・・・。
それで、まぁなんというか、今年の音楽界でどんな動きがありそうかというのを僕の願望を込めてですね、言い換えれば僕の願望だけを書いてみようかと思います。
もう、何年も前から言われていることだけれど、「紅白」も「レコード大賞」も“国民的番組”のレベルでなくなっているのは、番組をご覧になった方はご存知かと思います。
例え自分の好きな歌手が出演していたり、受賞したりしてその場面は嬉しかったとしても、それが大多数の人間まで関心を寄せるものだとは感じないでしょう?
出演した事も、受賞した事にも権威が感じられないというか、それで当人の活動が大きく変る事もあまりないワケだし。
大人気のアーティストは、紅白をやっているその時間にそれぞれの会場でカウントダウンライブやってたり、大きな都市では普段からあまりTVに顔を出さないアーティストがイベントに出演してたりで、当然そのファンはそうした会場に足を運んでいてテレビなんか見ていない。音楽に興味のない人は格闘技やお笑いの番組を観ているし。
僕が子供の頃は、誰が大賞を獲ったとか、紅白でどんなハプニングが起きたかとかチェックしないと話題に取り残される気がしたけれど、今やレコード大賞授賞の曲すら興味のない人は、一度も番組を観た事がないんだから。昔は音楽に興味がない人でも、聴き覚えのある曲が賞を獲っていたんですよ。今よりも全然売り上げは低いハズなのに。
まぁ、音楽だけでなく、何もかもが多様化している時代だからそれに異存はないのですが、そういう人間から見ると「紅白」が未だに視聴率50%獲得しようとしている事自体がどうかしてるように思える。音楽番組の製作者が、音楽シーンの現状を認識できてないって事なんじゃないかという気がしてしょうがない。
あまり偉そうな事言って批判ばかりしていても仕方がないので、このへんにしておくけど、何も年末年始だけの話だけじゃなくて、これからも、この「多様化」というのはどんどん進んでいくと思う。
それで、今年の音楽界だけれど、この「多様化」の影響下で、地方色の強いものがどんどん注目されるようになると思うのですよ。
何も東京に出て行ってメジャーのレコード会社と契約しなくても、自分が住んでいる土地にいながら、現地のインディーズレーベルから作品を出して、ローカルヒットを出して活躍する。もしくは、その活動が話題を呼んで全国的なヒットになるとか、日本をすっ飛ばして海外に出て行くとか・・・。
すでにここ数年、そうした活動をするアーティストが増加中。沖縄出身のアーティストや音楽が注目されるようになってからは、各地方のメディアも「我が町独自の音楽シーン」を作っていこうという動きが出始めている。
各地のテレビやラジオ、それにタウン誌などでそうした地元ミュージシャンの活動を紹介していけば、徐々に世間にも浸透していくし、今年はそうした動きが益々活発になるんじゃないかと。いや、なって欲しいなと。
アメリカでは「音楽の街」が至る所にあって、同じソウルミュージックのジャンルでも、フィラデルフィアのものとデトロイトのものじゃサウンドが違うことがあるワケです。
例えば、カントリーミュージックの盛んなテキサスに住んでいるミュージシャンが、もっとブルース色の強い音楽を目指してシカゴに移り住むことだってある。
日本でも、地方発信の音楽というのがどんどん認知され、活性化してくれば、今後そうした事も起こり得るんじゃないかなと期待してたりもします。
そんな事になったら、20年後ぐらいの大晦日は、ローカル局それぞれの「レコード大賞」や「紅白歌合戦」が楽しめるかもしれないな。
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代はバンド活動と友人の映画作りの手伝いに勤しむあまり、単位の修得を忘れる。北海道のCDショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。







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