早いものでもう2月も半ばだ。ついこの間正月を迎えたつもりでいたのに、気づかないうちにバレンタインデーを過ぎていた。なぜ気づかなかったのかは聞かないで下さい。
そういえば、高並編集長はチョコを貰えたのであろうか?編集長とは長年の知り合いながら、浮いた話を一切聞いたことがない。その辺りは一体どうなっているのか探りを入れてみたら、編集長はさかんに「バラが、バラが」と繰り返す。女性から花でも貰ったのかとよくよく聞いてみたら、映画の話だった。 あいかわらず人の質問には答えてくれない。
高並編集長が言っていたのは、3月4日から札幌市中央区の
「シアターキノ」で公開される映画
「白バラの祈り」のことだ。
第二次大戦中、ナチス政権下のドイツで市民にヒトラー打倒を呼びかけていた実在のグループ「白バラ」を描いた作品だそうだ。
主人公は、この「白バラ」唯一の女性ゾフィー。21歳の大学生ゾフィーがゲシュタポに逮捕され、形だけの裁判から5日後に処刑されるまでを、残された裁判記録や資料をもとに描いている。編集長によると、映画を作るにあたってかなり詳細な調査が行われ、綿密に丁寧に史実を描いているとのこと。その中で、良心と尊厳を守るために闘ったゾフィーの強い意志と勇気に感動したそうです。
この作品で、ベルリン映画祭主演女優賞に輝いたユリア・イェンチは稟とした美しさのある女性で、ゾフィーの人間性を表現するのに最適の女優だったと絶賛。
ちなみに、この実在のグループ「白バラ」に関する書籍も沢山出されており、現在ハリウッドでも「白バラ」を描いた作品が制作されるそうで、それで編集長はうわごとのように「バラが、バラが」と言っていたらしい。
この編集長の映画に対する情熱を少しは女性に向けられないものか?
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代は、バンド活動と友人の映画作りの手伝いに没頭した挙句、単位の修得を失念。北海道のCDショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。