いや、高並編集長が「ホラじゃない」ってさかんに言うものだから、何かと思えば「ホラーじゃない」って言ってたらしい。
3月11日から札幌市中央区の
「札幌シネマフロンティア」ほかで公開される
「エミリー・ローズ」のことです。
悪魔払いに失敗して少女を死なせてしまった神父が、過失致死罪に問われるというウソのような本当の話が題材になっているそうで、それが実話だというのがある意味ホラーよりも恐ろしい。
高並編集長が作ってくれた湯豆腐を口に運びながら、この作品について聞いてみた。
「悪魔払いと裁判劇のふたつの要素が見事に融合している」ということで評論家から絶賛を受け、アメリカでは大ヒットしたと同時に論争まで沸き起こったというのだけれど、「あまりキリスト教の価値観が染み付いていない日本ではヒットしないかもしれない・・・。出演者も地味だし」と、編集長は心配している。
法廷の場で悪魔の存在が証明できるのか?というのがこの作品の見所だが、高並編集長は「粋な裁定に満足した」とご満悦だ。
「裁定が粋」って・・・編集長、コレ実話なんでしょ?そう思って箸を置き顔を上げると、すでに高並編集長はどこにもいない。話したいことを話し終えてさっさと帰ってしまったらしい。
僕にとっては、そんな彼の存在がオカルティックなのである。
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代は、バンド活動と友人の映画作りの手伝いに没頭した挙句、単位の修得を失念。北海道のCDショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。