今週の高並編集長も、試写会の鑑賞に忙しいようだ。そういえば、「編集長」といいながら、高並さんは一体いつ「札幌ムービーファン」というミニコミ誌を作っているのだろう?編集長が編集長らしくしているところを見たことがない・・・。
そんなことを思っていたら、何とこの日の編集長は、1人の編集スタッフの方を連れて現れた。どうも2人で試写会を観に行ってきたらしい。2人はテーブルに資料らしきものを並べて、向かい合わせで作業を始める。ついに「ムービーファン」の編集現場を目撃できる!こっそり様子を伺ってみると、何と2人は、次の試写会のための応募ハガキをせっせと書いていた・・・。
散乱している資料を眺めながら、気になった映画について質問してみた。タイトルは
「寝ずの番」。監督の名前が「マキノ雅彦」となっている。聞いたことがあるようなないような・・・。でもアレは確か「マキノ雅弘」だったハズ。そう思って編集長に尋ねてみると、今回の監督「マキノ雅彦」は、「マキノ雅弘」の甥である俳優、津川雅彦のことなんだそうだ。今回、この作品で監督デビューするにあたって、日本映画の創始者と言われる祖父の「マキノ省三」、そして叔父である名監督「マキノ雅弘」の名を受け継ぎ「マキノ」を名乗ることにしたそうだ。映画界ではあまり聞かない話だけれど、名門の襲名という事になるだけに、映画好きには注目の作品らしい。
出演は中井貴一、木村佳乃、そして監督の兄、長門裕之など名優ぞろい。落語会の重鎮のお通夜で繰り広げられる仲間達の交流を、3代目マキノ監督がどのように描くのか楽しみだ。
試写会は3月27日。札幌市中央区の道新ホールで、午後6時半開演。
応募はハガキで 〒060-8711 道新スポーツ営業部「寝ずの番」試写会係まで。16日消印有効。650名招待。ただし、内容がちょっとエッチなエピソードが盛り込まれているそうで、15歳未満は観賞不可とのこと。大人になるまでガマンしてください。
一般公開は4月8日から、札幌市中央区の
「ユナイテッドシネマ・札幌」で。
書き終えたハガキを早速投函しにむかう高並編集長を見送り、結局また編集現場を見られなかったなと思いふと机を上に目をやると、そこには出来上がった「札幌ムービーファン」の新刊が積み上げられていた。知らないうちにちゃんと仕事もしているんだ。
実は高並さんは手際のいい、敏腕編集長なのかもしれない。こんな謎の編集長の2代目を引き継ぐ人は大変だろうな。
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代は、バンド活動と友人の映画作りの手伝いに没頭した挙句、単位の修得を失念。北海道のCDショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。