ちょっとタチの悪い風邪をひいてしまい、しばらくフラフラな日々を送っていたけど、どうやら回復してきた辻です。
季節の変わり目、皆様もお気をつけください。
さて、今回は札幌のあるお店の話題。
ここ10年くらいの間に、札幌ではお酒を飲みながらライヴが楽しめる店というのが増えてきました。それも、30人も入れば一杯になるような小さ目の店。普段はロックやフォークソングなどをBGMに、お酒を飲んでくつろげるような雰囲気で、小さなステージでは時折弾き語りのライヴも楽しめます。
札幌中心部よりも、少し離れた場所にあったりして、アマチュアのミュージシャン達にとっては重宝している場所なのです。
きちんとしたホールタイプのライヴハウスだと借りるだけでも何万円とかかるし、おまけに広い会場がガラガラという危険性もあります。しかし、普段が「飲み屋」のお店だと、貸切でない限りは会場費もかからず、知り合いやわずかなファンで賑わう場所で演奏できるというわけです。
札幌のそんな店のひとつに
「フライアーパーク」があります。豊平区平岸にあるこの店は、マスターが自分の音楽好きが昂じて1998年にオープン。普段は60〜80年代のロックが流れる落ち着いた雰囲気の店
で、豊富な音楽知識を持つマスターとの音楽談義も楽しみのひとつ。常連になれば、驚くようなマニアックな貴重盤も聴かせてくれます。
店内は、ピアノを模った特注のテーブルやギターをデザインしたスツール、壁にはロックアーティストの写真などがずらりと並び、随所にマスターのこだわりが見られます。
ライヴも盛況で、ほとんど連日のように行われています。札幌在住の人気アーティストから、単純に演奏を楽しむアマチュアまで多彩な顔ぶれが出演し、ライヴスケジュールを見ていると「札幌市民の半数はミュージシャンかも」と思えてくるほど。
時には地道ながらも全国的な知名度を誇る道内アーティストや道外のミュージシャンが訪れます。長年続いているこの店の魅力は、全国の有名無名のミュージシャンを引き付け、そんな音楽好きの人たちがこの店をさらに活気付けているためです。
音楽が好きな方はぜひ一度、「フライアーパーク」をのぞいてみてはいかがでしょう?
そうだな、まずは3月31日にでも。その日のライヴは僕です。午後8時半からですので、お待ちしてます。
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代は、バンド活動と友人の映画作りの手伝いに没頭した挙句、単位の修得を失念。北海道のCDショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。