ようやく風邪も治り、先日のライヴもおかげさまで無事終了した辻でございます。風邪をひいて何が困るったって、そりゃあもう自分のラジオ番組。何しろ基本的には一人で喋って音楽を紹介する1時間だから、ノドが腫れて鼻が詰まっているとなると、相当厳しいものがある。健康にはくれぐれも気をつけなければ。
そんな僕のラジオ番組、FM新さっぽろ「海月屋(くらげや)本舗」も、毎回一人というわけではなく、時にはゲストが遊びにきてくれる。
先日、3月27日の放送に来ていただいたのは、
Lab-Sivaという3ピースバンドのヴォーカルとギターを担当する佐木伸誘氏。彼の名前を見てピンと来る方も多いだろう。
佐木氏は札幌のアマチュアバンドで活躍した後、1988年に東芝EMIからソロとしてメジャーデビュー。その後バースデースーツというユニットでも活動した。
そして、2000年に原点であるインディーズに立ち返り、Lab-Sivaを結成。考えてみると、20年以上のキャリアを持つベテランである。「デビューの頃10代だったファンの子が、今や30代。それでも熱心に応援してくれる人もいる。そのおかげでやってこれた。」と誇らしげに、しかしあくまでも謙虚に語ってくれた。
3ピース、いわゆる3人編成のロックバンドと聞くと、激しくギターをかき鳴らして叫ぶようなサウンドを思い浮かべがちだが、このLab-Sivaは佐木氏以外の二人も百戦練磨のベテランだし、年齢にふさわしい落ち着きのある大人のサウンドを聴かせてくれる。「今の自分が聴いてもしっくりくる音楽がなかなか見つからない。」と嘆いている30〜40代の方たちは一聴の価値があるかも。ライヴでは、時にサポートメンバーも参加して味わい深い演奏がたのしめる。
今回、佐木氏が僕の番組に登場したのは、Lab-Sivaの札幌ライヴの宣伝を兼ねての事。ライヴは4月15日、札幌市中央区のVinniesBarで行われる。開場は午後6時30分、午後7時スタート。
2月25日からオフィシャルサイトで通信販売されているミニアルバム「desire」を引っさげてのライヴ。本当はさらにもう一枚のミニアルバム「FAITH」の発表も予定されていたのだが、レコーディングに熱が入りすぎて「完成がライヴに間に合うか微妙」なんだそう。
そういうところも含めて、自分たちが納得できるペースで音作りできるのもインディーズのいいところ。何から何まで自分でやらなければならないので大変な事も多いようだが、佐木氏はメジャーに在籍していた時からこうしたスタンスで活動したかったそうで、徹夜のレコーディング明けで眠たそうにしながらも充実ぶりを楽しそうに語ってくれた。
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代は、バンド活動と友人の映画作りの手伝いに没頭した挙句、単位の修得を失念。北海道のCD ショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。