僕も人の事はあまり言えないが、高並編集長の物忘れはかなりなものだ。特に、この原稿のために話を聞かせてもらう約束が守られたためしがない。編集長をよく知る人によると、「彼は自分に都合の悪い事と面倒クサイ事は自動的に忘れる」らしい。う〜ん、この原稿はどっちなんだろう?
そう言えば、ここ最近映画でも小説でも記憶を失うことがテーマとなった作品がなにかと話題になることが多い。「私の頭の中の消しゴム」とか「博士の愛した数式」などなど。もちろん、どれも生きることの葛藤や愛情を描いた感動作なんだけど。
今日、高並編集長が応募ハガキを投函した試写会作品
「明日の記憶」も、「消えてゆく記憶」にまつわる物語のようだ。
突然、若年性アルツハイマーに襲われた男と、彼を懸命に支える妻の愛情を描いたこの作品の主役を務めるのは渡辺謙。意外なことに、今やハリウッドスターと言っても過言ではない彼の、これが映画初主演なのだそう。
高並編集長によると、渡辺謙はハリウッド滞在中にこの作品の原作を読み、いたく感動して自ら映画化のために尽力したらしい。編集長って、こういう豆知識とか試写会の応募とかは絶対に忘れない人だな。
試写会は4月21日、札幌市中央区の共済ホールで、午後6時30分より行われる。
応募は、ハガキで〒060-8711北海道新聞社事業局「明日の記憶」試写会係まで。600名招待。締め切りは4月14日必着なので、お忘れなく。
■辻 正仁(つじ まさひと) 1966年生まれ。 中学生の頃、ビートルズに憧れ自らも作詞作曲を始める。大学時代は、バンド活動と友人の映画作りの手伝いに没頭した挙句、単位の修得を失念。北海道のCD ショップチェーン「玉光堂」の社員として10数年間勤めた後、2004年退社。現在は自らの音楽活動、執筆活動に勤しむあまり、生計を立てるのを忘れがち。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)」のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。