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辻 正仁の「音(オン)ラインにゅ?す」<「限定盤」に気をつけろ! その1>


 
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| 「『良い音楽』であること。価格は二の次」と語る辻氏 |
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作品の内容も音質もまったく同じ。違いは「規格番号」にあった。
ようやく夏らしくなったかと思ったら、突然の雷鳴が響きわたる札幌。そんな中で今回の原稿書いてます。
今回はちょっと「限定盤」についてのお話。あの、日本人はコレに弱いと言われている言葉「限定」について。
CDショップをちょっと見渡しただけでも、もうそこには色んな種類の「限定」が溢れている。「初回限定」「数量限定」「期間限定」「生産限定」…。
限定という希少価値をつけられると、やはりソレを手に入れておきたいと思うのが人情。まして自分の好きなアーティストのものとなるとなおさらだ。
そして、希少価値とは別に「お買い得感」にアピールする限定もある。洋楽の過去作品に特に多いのだが、例えば「3ヶ月間限定プライス」などという触れ込みで、昨日まで2500円だったCDが突然1800円になったりする。あるいは新作の場合、初回生産分だけが安くて、その後値段が上がったりもする。
こういう価格設定というのは、CDの場合、小売店はメーカーが設定した価格で販売するのが基本なので(制度上の決まりで、例外もあるが話がややこしくなるので、説明は省略します。)、販売する方はいささか大変だったりする。というのも、仮に「A」という2500円のCDがあるとすると、この「A」が「期間限定プライス」となるとき、メーカーは価格表示を変えるのではなく、新たに「A´」という1800円のCDを出荷するのだ。
作品の内容も音質もまったく同じものを、規格番号というそれぞれの商品に付けられた番号を変えることで、違う値段の違う商品として発売するのである。
例えば「A」の規格番号が「BNN-1000」(こういう番号、CDのどこかに必ず印刷されてます)だとしたら、「A´」のほうは「BNN-1100」とか言う具合に。
で、これが「期間限定」の商品ということで、「A」が価格を下げたということにはならないために、買うほうからすると、自分の買いたかったアルバムが、店によって価格が違ったり、ヘタすると同じ店の棚に価格の違う同じアルバムが並んでいたりする。これが、恒常的に「A」の価格を下げたという場合だと、以前の価格の商品は回収されるので、こんなことは起きないのだけれど。
さらに、この「期間限定」というのは、あくまでもメーカーがその価格の安い「A´」を作る期間が限られているということで、宣伝文句に「三ヶ月限定」と書かれていても、在庫がある限りその商品を販売できるので、1月に発売された「三ヶ月間限定プライス」が未だに買えたりする。そして人気が高い場合、店頭からあらかた「A´」が消えた頃には、新たな「三ヶ月限定プライス」の「A“」が発売される。
そんなワケで、洋楽の過去作品を買う時には「期間限定」の触れ込みに惑わされて、慌てて買ったり、高い値段のものを買って後悔しないように、ご自分なりの「買い時」を見極めてからのほうがいいかもしれない。
新作が限定価格の場合は買っておいてソンはないと思うけれど…。
いずれにしても、音楽って聴く当人にとって「幾らで売られても、コレが聴きたい」って言う価値を感じる事ができるのが、その人にとっての「良い音楽」で、価格は二の次っていうのが、僕の個人的な考えですけどね。










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