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辻 正仁の「音(オン)ラインにゅ?す」<松倉サオリ「GREEN SONGS」>


 
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| ニューアルバム「GREEN SONGS」を発表した松倉サオリ(公式ホームページより) |
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熟成された「未成熟」。
僕がコミュニティーFM「FM新さっぽろ」で昨年から番組を担当するようになったのは、シンガーソングライターの松倉サオリさんのおかげである。当時同局でパーソナリティーを務めていた彼女が、仕事を辞めたばかりの僕を紹介してくれたのがきっかけだった。以来、彼女が降板した今も、僕は自分の好きな事を喋り、好きな曲をかける番組「KurageYa本舗(毎週月曜午後6時?7時)」を楽しく続けさせてもらっている。
さて、自分の宣伝はともかく、僕が松倉サオリさんと知り合ったのは、今から10年ほど前のこと。札幌出身の彼女が、メジャーデビューする前後にマンスリーで行っていたインストアイベントの進行役を僕が仰せつかったのが最初。
その後彼女はメジャーを離れ、数年前から札幌に戻り作曲活動や、「sue-sue」という名義でのソロプロジェクトで自主制作CDの発表も行っている。
そして今回、8月2日に「松倉サオリ」としてのインディーズアルバム「GREEN SONGS」が、全国発売された。そんなこんなで、今週の僕の番組に松倉さんをお招きして、新作についての話を色々と伺った次第。
今回発表した6曲入りミニアルバムの魅力は、彼女が番組で語ってくれた、「GREEN SONGS」というアルバムタイトルに込めた「未成熟な歌」という意味につきる。
コンピューターやデジタルな機材を多用しつつも、システマテイックな作業を排除し、一音一音を確かめながら行きつ戻りつをくりかえしたという製作過程は、ほとんど手作りといっていい。
自分が気に入るメロディーが生まれるまで、何十回と実際に歌いながら旋律を探した末に出来上がった曲達。
それは、いわゆる「プロ」の人たちの尺度からすると、不出来な展開ということになるのかもしれない。
そうしたメジャーが求める「効率」や「完成度」やという観点に照らし合わせて(その部分はメジャーを経験している彼女はよく心得ているハズだ)、彼女は今回の作品に「未成熟」という言葉を当てはめたのだろうが、その部分にこそ、松倉サオリの最良の個性が輝いているように思える。
「未成熟」といっても別に彼女の音楽が聴くに耐えないような出来の悪いものというワケではない。心地よく響くメロディーや、透明感のある柔らかい歌声からは、「瑞々しい」とか「新鮮なまま」という意味での「GREEN」というイメージが広がる。
商売上の都合や制約、創作とは無縁の重圧も経験してきたであろう彼女が、いまだ「GREEN」な音楽を世に送り出せるところに、松倉サオリというアーティストの強さが伺える。
デビューした時よりも、ふくよかさが増して、のびのびと歌っているような彼女の声を聴いていると、キャリアを積んだものが獲得した、「熟成した未成熟さ」といういささか矛盾したような、デビュー時から知っているものにとっては嬉しくなるようなアルバムだ。そして、初めて聴く人にとっては、心和む新鮮な音楽として響くハズ。
そんな松倉さんの歌をさらに新鮮に堪能したい方は、今回のミニアルバム発売記念として札幌市内数箇所で行われるインストアライブにぜひ足を運んでください。
スケジュールは以下の通り。
■8月4日(金)19:00?/ミュージックショップ音楽処
(札幌市中央区南3西2-15 狸小路2丁目 山福ビルB1F)
http://www.ondoko.jp/
■8月5日(土)16:00?/コーチャンフォー美しが丘店
(札幌市清田区美しが丘1条5丁目)
http://210.254.127.199/shop_coutsukushi.html
■8月6日(日)13:00?/AEONジャスコ札幌桑園店
(札幌市中央区北8条西14丁目-28)
■8月6日(日)17:00?/AEONジャスコ札幌元町店
(札幌市東区北31条東15丁目1-1)
なお、音楽処でのイベントは、僕が音響のお手伝い。十数年ぶりに松倉さんとインストアイベントが出来るのが楽しみだ。







関連サイト

松倉サオリ
http://saori-matsukura.com/top.html






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