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札幌シネマ通(ツウ)<THE U.S. vs John Lennon>


 
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| 07年公開予定、永住権をめぐるアメリカ政府とジョン・レノンの戦いを描くドキュメンタリー「THE U.S. vs John Lennon」 |
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ジョン・レノンのドキュメント。
高並編集長と連絡がとれないまま、早ひと月が経とうとしている。もしかしたら一ヶ月以上経っているかもしれないが、もともと連絡のつかない人なので、よく分からなくなっている。
それでも、これだけ長い間行方がつかめないと、さすがに心配だ。さらに不気味なことには、編集長が不在の間にもミニコミの「札幌ムービーファン」の新刊がいつのまにか出来上がっているのである。
われわれ仲間内では、「札幌ムービーファン」のスタッフ達が、常日頃すぐに試写会などに出かけて作業が進まない編集長に外出禁止令を出し、働かせているのではないかというウワサが流れ始めている。その他にも「宇宙人誘拐説」「政府陰謀説」なども飛び出し、いないならいないで楽しみを提供してくれる存在であることを改めて実感した。しかも「どこで何をしていようと、高並さんは元気でやっているだろう」ということを誰一人疑うものもいない。編集長の人間性に対して我々はかくも厚い信頼をよせているのだ。
まぁ、一個人に対して「政府の陰謀」なんて冗談で言っているのだけれど、あたらずも遠からずのことはたまにあるようで、あのジョン・レノンもそんなゴタゴタに巻き込まれた事がある。
アメリカでこの9月公開の映画「THE U.S. vs John Lennon」は、そうした時期のジョン・レノンの姿を描いたドキュメント作品だ。日本では来年公開予定のこの映画、原題のまま訳せば「合衆国対ジョン・レノン」となるが、巨大化したジョンがホワイトハウスを踏み潰すといった特撮シーンはないので、怪獣映画ファンのかたは早合点しないように。
1972年にヨーコと共に故郷のイギリスを離れ、アメリカに渡ったジョンは当初、ベトナム戦争の反対をはじめ、様々な平和運動を行っていたことから、当時の合衆国政府に要注意人物としてチェックされていた。つまり「反政府的な活動を陽動する、影響力を持った、政府に都合の悪い危険人物」として煙たがられていたのだ。CIAの盗聴や、過去の麻薬所持による逮捕歴を理由に国外退去を迫る政府。
こうした政府の圧力に屈することなく、「自由の国」に生きる人間としての権利を主張し、長い闘いの末にアメリカの永住権を獲得したジョンの「政治的時代」にスポットを当てたドキュメントである。
と、ここまでの大まかなことは分かるのだけれども、実際映画を観ていないし、まだ日本語での紹介などもオフィシャルなものは見当たらないので、細かな内容は残念ながら確認できなかった。
でも、この時期のアメリカでこうした作品が製作された意味などに思いをめぐらせると、単にジョン・レノンの記録というだけでは収まらない興味をかきたてられる。
それにジョン・レノンというと「愛と平和の聖人」みたいなイメージを持っている方には、一人の人間としてのジョンを知ってもらうきっかけとしてもいいのではないかと思う。来年の日本公開が楽しみだ。
もし我々の身にもジョンのような事が起こったら?
それでも高並編集長にはありえないな。というところで仲間内の見解は一致した。それほど彼の人間性にある種の信頼と確信をもっている我々であった。
■辻 正仁(つじ まさひと)
1966年生まれ。
FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。







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関連サイト

THE U.S. vs John Lennon(英語)
http://www.theusversusjohnlennon.com/site/






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