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「準強制わいせつ」桜井前苫小牧市長公判 夫人が被害者女性を「恐喝で告訴したい」と証言


10月31日(火) 15時40分
 



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桜井忠被告
 現場のスナックに同行した市職員も出廷。

 スナックを経営する女性に対する準強制わいせつ罪の容疑で起訴された前苫小牧市長・桜井忠被告の第4回公判が31日午前10時30分から札幌地裁苫小牧支部(棚橋哲夫裁判官)で開かれた。

 桜井被告は紺色のブレザー、グレーのズボン、白いシャツという服装で入廷した。法廷では時折、天井を見上げるしぐさを見せたが、落ち着いた様子で証言に耳を傾けていた。

 第4回目公判は、かつての被告の部下で、事件現場となったスナックに同行した苫小牧市職員の菊地吉幸氏と夫人の桜井裕子氏が証言した。2人の証人は、9月15日の第2回公判で被害者女性が主張した内容に真っ向から反論する証言をした。

 第2回公判で被害者女性は、桜井被告の犯行直後の行動について「私が目を覚ますと桜井被告は逃げようとしたので私は背中を叩いた」と証言した。

 一方、菊地氏は「そういう事実はなかったと思います。ボックス席から私の席までは1メートルほど。そういうことがあれば分かると思います」と話した。

 さらに女性被害者が「(背中を叩いた後)店の入口の方に連れて行かれて、『(ほかの人間に)言わないで、言わないで』と頼まれた」とする話に対しては、現場となったスナックの広さに言及し「そういう事実はありません」と証言した。

 警察や検察から受けた「わいせつ行為を見たか」という質問については、「『見ていません』と答えたら、『おかしい。みんな見ている』と一方的に声を荒げて言われた」と語った。

 被害者女性は第2回公判で「(桜井被告とは)親密な関係にないし、何が親密なのか説明してほしい」と特別な関係を否定した。一方、裕子夫人は、被害者女性が市議選の際に後援会事務所の看板をスナックに掲げたこと、市長に当選後は桜井被告のビラを配っていたことを明らかにした。

 さらに裕子夫人は、被害者女性に対して「(桜井被告の)ワイシャツに化粧品を付けたり、名前を書いてよこしたことは、あまりにひどい」と抗議したことを話した。

 桜井被告は9月26日の第3回公判で、「勃起力は強くありません。苫小牧では恥ずかしいので(市長時代に)名古屋などに出張した時、バイアグラを処方してもらいました」と答えた。この件について、裕子夫人は「机の上や背広の中に空(の容器)があったのでうすうす知っていた。市長になってから気が休まることがなく、精神的にダメージを受けていたのかもしれません」と話した。

 裕子夫人は桜井被告からいざこざがあり、500万円を請求されていると聞いたと証言、そのときの心境を「長年の付き合いなのにどうしてお金を請求するのか、いつも応援してくれていたのにどうしてこういう請求をするのか分からない」と首を傾げた。

 弁護人の伊東秀子氏は、裕子夫人に「女性を恐喝で訴えてほしいと気持ちがあるか」と質問、裕子夫人は「あります。桜井(被告)自身の気持ちは聞いていませんが、私はそうしたい」と同調した。

 桜井被告は保釈金が調達できず、現在も拘留されている。裕子夫人は、桜井被告が拘置所から出た場合、最初にしてほしいことを「ご迷惑を掛け、支えてもらった人たちにお詫びしてほしい」と涙声で語った。

 次回公判は、11月10日午前10時30分から行われる。







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