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学生が新技術を続々発表、「函館アカデミックフォーラム」


11月19日(日) 08時50分
文:佐々木 写真:佐々木



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子どもたちも新技術に興味津々
 本物の電車部品を用いた「路面電車シミュレーター」など斬新な作品を展示。

 18日、函館市の北大水産学部構内で、市内5大学と高専1校が合同で研究成果を展示発表する「函館アカデミックフォーラム」が開催された。

 フォーラムは高等教育機関と地域や産業界との連携を深めることを目的に01年から開催されているもの。

 会場では、各大学や高専の学生らが研究の成果をパネルにまとめて展示。研究成果は、「情報と未来」「福祉」「観光」「地域」「環境」など各種テーマごとに分類され、それぞれのブース前では学生や教員らが来場者に成果を説明したり、質問に答えたりするなど活発な光景が見られた。

 函館工業高等専門学校の桜田大輔さんら学生有志は、スクリーンに函館の路面電車の走行風景を映し出す「路面電車シミュレーター」を開発し、会場でデモンストレーション。桜田さんらは函館市交通局から実際の路面電車車両に使われていたマスコン(アクセル)とブレーキの部品の貸与を受け、人気ゲーム「電車でGO」のように運転を体験するシステムを作り上げた。

 このシステムは街で撮影した写真をデータとして取り入れ、電車が走行すると実際と同じ風景が流れていくようになっている。停車時やカーブ時の揺れや傾きなども忠実に再現されたこのシミュレーターは、市交通局にもその完成度が高く認められているそうで、運転士の訓練に使用したいとの話もあるとのことだ。

 また、公立はこだて未来大学の矢徳浩章(やとく・ひろのり)さんは、大量の画像データを閲覧する場合にそれらを探し、選択し、拡大するという手間を解消するプログラム「高精細オンライン3次元美術館」を発表した。仮想上の美術館の壁に貼られた大量の画像を、クリックや選択の必要なく自由自在に移動し拡大・閲覧できるこのプログラムは、動作が軽くパソコンに負担をかけないのが特徴。実用化もほぼ決まっており、このプログラムを実際に函館市中央図書館で稼動させて所蔵の古写真などを閲覧させる予定だという。

 このほか、古地図と現代の地図や写真を関連して閲覧できるプログラムや音声でロボットを制御するシステムなど学生らが知恵を絞った研究成果が発表され、会場は一日中賑わった。






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美術館の中を実際に歩いている感覚で画像を閲覧できる「高精細オンライン3次元美術館」


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「高精細オンライン3次元美術館」では、任意の位置を自由自在に拡大して閲覧できる


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本物の電車部品を用いたシミュレーター



■佐々木康弘(ささき やすひろ)

函館市在住、34歳のフリーライター。






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