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「レーブ アンフィニ」


 
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| 静かな雰囲気で、料理と酒をゆっくり楽しめる「レーブ アンフィニ」
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最近は再びの「居酒屋ブーム」らしい。ススキノだけではなく、JR札幌駅や地下鉄駅周辺などに、さまざまなスタイルの居酒屋がオープンしている。安い価格で一杯やるにはいいが、とにかくやかましくて仕方がない。
若い店員たちは元気をアピールしたいのか、オーダーを大声で叫ぶ。客も若い世代ばかりが群れ集い、あっちでワアワア、こっちでワアワアと、おじさん世代としては急き立てられるられるような思い。とても会話やお酒をゆっくりと楽しめる雰囲気ではないのだ。
そんなおじさん世代にぴったりなのが、ススキノは南6西4にある「G4ビル」6階にある「レーブ アンフィニ」。落ち着いた雰囲気の中で、おいしい和食とお酒を楽しめるお店だ。
同店は昨年9月、開店30周年を迎えた。「元々、私の叔母(小笠原富枝さん)が開店したのがきっかけ」と話すのは、現在店を切り盛りする後藤葉月さん。学生時代から同店を手伝っており、このたび経営を引き継ぐことになった。
昨年5月には、内装を大幅にリニューアル。これまでの炉端焼き風のデザインを、カウンターバー風に改めた。銅製のステップを上ると、抑えた照明、そしてシャンソンが静かに流れている。
店名「レーブ アンフィニ」の由来は、「夢、愛、希望」などを表すフランス語「レーブ」と、「終わりのない」という意味を持つ「アンフィニ」を組み合わせたもの。常連のお客さんが考えたという。
こちらは、メニューのないお店。その日入った食材で、旬の味を生かした創作和食コースを展開する。一人5,000円。
「お通し代わりに」と出てきたのが、野菜と鰹の煮物。どれもしっかりと味が染み込み、味わい深い。寒い季節にぴったりの湯豆腐、ぷりぷりのたちポン、濃厚なバターの風味を生かした、殻付きカキのチーズ焼きとコースは続く。
コース以外にも、お好みでメニューを追加することも可能。「今日は富良野牛のいいのが入ってますよ」ということで注文したのが、おろしポン酢で食べる和風カットステーキ。日によっては、福岡の宗像牛を仕入れることもあるという。
この柔らかさ、この味わい。口の中にじゅわっと広がる肉汁。高級な「大人の味」である。うまい。
続いては、カブと鶏肉のスープ煮。カブを丸ごと煮込んだもので、あっさりとした薄味。カブ本来の味が楽しめる。
京都の生麩を使った、ひと口サイズの田楽はもちもちとした食感のデザート。そして最後は、岩海苔がたっぷり浮かんだ「ソイのあら汁」。
店で使う食器は、主に有田焼、唐津焼などを使用。毎年九州まで陶器市に出かけるほどだ。店内に飾られた陶器の中には、人間国宝の手によるものもあるとか。
「はいどうぞ」とカウンターに置かれたビアグラスを見ると、底に近い部分に粒々の気泡が浮かんでいる。「これは珍しいですね」と葉月さんに聞くと、「実は、私がつくったんです」。
小樽のガラス工房で製作した、葉月さん手作りのものらしい。「素人がつくったので、多少形がゆがんでますが」と謙遜するが、世界にひとつだけのオリジナルグラスで飲むビールもまた、格別であった。
こちらのお店は、道内の有名財界人が訪れる“隠れ家”的な存在として有名。20年来の常連さんも多いという。
■レーブ アンフィニ
◎札幌市中央区南6西4 G4ビル6階
(カウンター8席、ボックス6人掛け1席)
◎電話・011-531-5080
◎営業時間・午後6時〜午前0時
◎定休日:日曜・祝日
※ちなみに叔母の小笠原富枝さんは、石狩市厚田区で食事処「無限庵」を営業中(5月〜10月)。海の幸を生かした料理が人気とか。問い合わせは同店(電話01337-8-2314)まで。水曜休。







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| さりげなく置かれていた陶器は、さる人間国宝の作とか |
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