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『あまりにお粗末!民放のスポーツ中継』


スポーツはNHKの独占放送にすべき。
1月28日、女子マラソン世界選手権出場をかけた大阪国際女子マラソンが行なわれた。結果はマラソン3回目の原裕美子(25=京セラ)が2時間23分48秒の自己ベストで優勝、二位にはベテランの小崎まり(31=ノーリツ)、三位はマラソン初出場の加納由里(28=資生堂)が、いずれも24分台の好タイムで入り世界選手権出場への可能性を残した。期待された渋井陽子は、絶好調と自認していたにもかかわらず、10位と奮わなかった。
世界トップクラスの選手を次々と輩出する日本女子マラソン陣は、国民の期待度も高く、沿道に応援に駆けつける観衆も多く、テレビも高視聴率を取ることが多い。従ってスポンサーも付き易く、各テレビ局も相当に力を入れている。この日の中継はフジテレビ。テーマ曲を作り、中継中に人気歌手による歌を流すなど新味を出している。
しかし、これが曲者だ。歌が流れている間は、解説が入らない。しかも、二番か三番目もあったのか記憶は定かでないが、延々と歌を流し続けた直後に、これまた長いコマーシャルが入る。やっとレースが写し出されたら、それまでデットヒートを演じていた原と渋井に差がついていた。後続の三番手グループ、小崎まりと加納由里も同様の状態。
マラソン好きの私としては、怒り心頭に達した。42.195キロ、2時間24〜25分で走り抜けるマラソンの醍醐味は、スタート時のダンゴ状態から少しずつ選手が遅れて行くサバイバルゲームにある。そして大概のレースは30キロあたりでのトップ集団から、誰が抜け出すか、どの選手が脱落して行くかにある。大阪国際女子のこの日も29キロ過ぎに原がスパートをかけた。この一瞬を見ることがファンにとっては無常の喜びなのだ。にもかかわらず、フジテレビは若者受けを狙ったつまらない歌を流し続けた挙句にこの体たらく。きっとこの中継をプロデュースした人間は、マラソンがあまり好きではないのだと思う。そうでなければ、こんな作り方はしないはずだ。
そもそも日本の民放のスポーツ中継は、本当にスポーツ好きな人間の気持ち逆なですることが多い。かつての巨人を中心とした野球中継がその典型で、まともに最後まで中継しない。最近のバレーボールやバスケットの中継でもろくにスポーツの知識もないような人気タレントを応援団と称して登場させ、くだらない感想を言わせたり、テーマ曲を歌わせ、ダンスを踊らせる。アナウンサーもろくに勉強していないから、解説者につまらない質問しか出来ない。
札幌の民放も同じで、あれだけ日本ハムファイターズで盛り上がった昨年、ファンを怒らせ、ガッカリさせる中継が何回もあった。残りワンアウトで終わる試合を時間切れで切ったり、コンサドーレのサッカーの試合では、試合中に何回もコマーシャルを入れたり、スポーツ中継をそこいらのバラエティと同じ感覚で取り上げているとしか思えない。スポーツのおもしろさを中継する側がぶち壊している。そりゃあ、テレビ局も営利企業だから、ある程度は仕方がないにしても、あまりにひど過ぎる。おまけに地元アナウンサーの野球やサッカーに対する知識の程度は、低過ぎて話にならないから観ていても悲しくなる。まずは、スポーツ番組を作っているのだという自覚を作り手側には、強く持ってもらいたい。北海道民のスポーツに対する盛り上げにテレビは重要な役割を担っているという自負を持って欲しい。
これが出来ないのであれば、民放は全てのスポーツ中継を放棄してNHKに任せろと言いたい。それが国民、道民のスポーツレベルを上げることにつながって行くはずだ。











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