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「臭い、汚い、暗い」と毛嫌いされる学校の便所、1校8000万でホテルのように改修 前編


 
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| 今年度に改修した札幌市立南月寒小学校のトイレ(札幌市教育委員会提供) |
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309の札幌市立小中学校のうち36校で終了。
学級崩壊、いじめ、教師の教育力低下や相次ぐ不祥事、さらには家庭での子どものしつけを怠り何でも責任を学校に転嫁する父母たち――教育現場には多種多様な問題が複雑に絡み合い混在している。
こうした問題は、すぐにイライラしたり、自分本位で他人を軽視しがちな大人社会を照射するプリズムであるかのように教育現場にも蔓延している。教育や学級の荒廃はいかに生じているのか、現場の「今」を連載する。
昨今、自宅で座って小便をする男性が増えている。しかも、その行為を「落ち着く」と肯定的に捉え、抵抗なく受け入れているケースも少なくない。
「厠(かわや)」から「便所」、そして「トイレ」と呼称が変化したように、世のトイレ事情も大きく変貌しており、こうした時代の趨勢は学校のトイレにも及んでいる。
仕事が「きつい」「汚い」「危険」なことを表す「3K」なる言葉は、かつて敬遠される職場の代名詞として席捲した。この「3K」を学校に置き換えると、子どもたちが「臭い、汚い、暗い」と形容するトイレに当てはまる。
子どもたちは何を理由に学校のトイレを毛嫌いするのか。
札幌市教育委員会は2001年3月に同市の市立小中学校20校の児童・生徒2,978人(男子1,547人、女子1,431人)を対象に学校のトイレに関するアンケートを行った。
アンケートは質問文の難易度別に小学校1〜3年生、4〜6年生、中学生用に分けて実施された。主な質問内容は「和式と洋式のどちらが好きか」、「学校でトイレに行くのを我慢するか」、「トイレを直すときに一番直してほしいところはどこか」などについて、それぞれの設問を選択し、その理由を記すもの。
アンケートの結果、約半数の児童・生徒が学校のトイレに対して「臭い」、「汚い」、「暗い」などの印象を持っていることが分かった。
「和式と洋式のどちらが好きか」に関しては男子の場合、「洋式が良い」という回答が全学年を通じて多かった。理由は「座ってできるのが良い」「家のトイレも洋式だから」などが半数を占め、高学年になるほど「洋式のほうがきれい」とする割合が高かった。
女子も洋式を好む比率が高いものの、男子と比較して和式を選ぶ率が高く、高学年になるほど和式の比率が上がる傾向が見られる。高学年の男女ともに和式が好きな理由は「肌が直接便座に触れないのが良い」が半数で、逆に低学年では「便座が冷たいから嫌だ」が半数を占めた。
「どんな工夫があれば洋式を使うようになるか」には全学年、男女ともにカバーを求める割合が半数以上を占め、高学年ほど“使い捨てシート”を望む結果となった。
「学校でトイレに行くのを我慢するか」の質問に対し、全体では「我慢しない」が46%だった。「家で済ませてくるので学校でしたくならない」の21%を加えると、67%が我慢をしていないことになる。
一方、「我慢する」との回答は26%。「大便は学校では絶対にしない」と答えたのは男女とも約1割。女子では「小便もなるべく我慢する」が4%だった。
「トイレを我慢する理由は主に何か」の答えは、「恥ずかしい」「からかわれる」「入りづらい」「落ちつかない」といった心理的な要因が44%。「汚い」「暗い」「臭い」など施設の不備を問題にしたものが35%だった。
「トイレを直すときに一番直してほしいところはどこか」については、全体的に「臭いをなくす」が最多で、低学年ほど「色をつけて明るくする」との回答が多かった。「洋式を多くする」との要望は高学年になるほど少なかった。
市教委ではこのアンケート結果を踏まえ、2001年度から市内各小中学校のトイレ改修工事をスタートさせた。現在までに209小学校のうち27校、100中学校のうち9校で化粧室の“化粧直し”が終了している。
“生まれ変わったトイレ”は、父母や子どもたちに「ホテルのトイレみたい」と好評だが、それに投じられた予算もまた驚くべき額である。
以下、次回に続く。







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http://www.bnn-s.com/news/series_cd133.html






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