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「臭い、汚い、暗い」と毛嫌いされる学校の便所、1校8000万でホテルのように改修 後編


02月18日(日) 05時00分
文:東・臼谷 



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今年度に改修した札幌市立南月寒小学校のトイレ(札幌市教育委員会提供)
 父兄や子どもたちには好評だが…。

 前編で報じたように札幌市は、児童・生徒から「臭い、汚い、暗い」などと不評の学校トイレを2001年度から改修している。

 札幌市立篠路西小学校を皮切りに現在、小学校27校、中学校9校のトイレが改修を終えた。改修はトイレばかりでなく、ほかの部分も同時に実施、市は今後も予算に応じて老朽化の進んだ学校から改修を進めていく方針。

 ワンフロアのトイレ(男子1個所、女子1個所)を改装するの投じた費用は1,500万から2,000万。4階建ての学校の場合、すべての階のトイレを改修すると事業費は6,000万から8,000万に達する。

 すでにトイレの改修を終えた札幌市立ひばりが丘小学校の金田隆史教頭は「父母も児童も『トイレが明るく、きれいになって良かった』と話している」と、その効果を語る。

 新しくなったトイレについて、ある小学校の3年生男子児童は「これまでのトイレは暗くて行くのが怖かった。だから学校に行く前におしっこをして、学校ではトイレに行かないようにしていた。トイレが明るくなってからは、怖くないので学校のトイレに行けるようになった」と話す。

 札幌市教育委員会の計画課ではトイレの改修内容を説明する。

 「01年度以降に改修したすべての小中学校は自動水洗とし、それぞれの個室には換気扇を設置、床は水拭きをしなくても空拭きだけできれいになる長尺シートを導入した。鏡はホテルやオフィスのトイレのように大きくし、車椅子用のトイレを設けた。04年度からは節電のため、(子どもが入ると点灯し、トイレに人がいなくなると消灯する)自動照明にした。学校側の希望によっては、入り口の扉がないにもかかわらず、廊下側からは便器の見えないトイレにしたり、花を置く飾り棚を設置している例もある。今までの臭い、汚い、暗いといった学校のトイレのイメージを改善し、今後も快適なトイレに改装していきたい」

 「臭い、汚い、暗い」ことなどを理由にトイレに入りたがらないのは、子どもばかりか、大人であっても珍しいことではない。

 だが、一歩学校から外に出れば、きれいなトイレばかりではない。そうした現実を考慮すれば、巨額の税金を投じて学校のトイレを改修することには賛否両論あるはずだ。それでもトイレに行くことを我慢する子どもがいる以上、子どもの健康を気遣ってトイレを改修することはやむを得ないのかもしれない。







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