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函館美術館で3月22日から「ロマノフ王朝と近代日本」展


02月26日(月) 15時35分
文:臼谷 



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「ロマノフ王朝と近代日本」展
 コンサート、上映会、民族衣装試着体験などさまざまなイベントも実施。

 北海道立函館美術館(五稜郭町37ー6)は開館20周年を記念して、3月22日から4月5日まで、「『ロマノフ王朝と近代日本』展」を開く。

 ロマノフ朝は、ミハイル・フョードロヴィチ・ロマノフが即位した1613年から、ロシア帝国最後の皇帝となったニコライ2世が退位する1917年まで続いたロシアの王朝。ニコライ2世は、皇太子時代の1891年、ウラジオストクのシベリア鉄道起工式に出席する途中、日本を訪問。滋賀県大津市で警備をしていた津田三蔵巡査は突然、サーベルを抜いて皇太子を切りつけ負傷させるという暗殺未遂事件を起こした。

 この「大津事件」を期に、日露関係は一触即発ともみられたが、明治天皇が皇太子を見舞われた結果、ロシアは賠償要求も武力報復も行わなかった。

 日本とロシアは1855年、下田で日露通好条約を調印、国交が樹立し、国境が確定した。以後、前述した大津事件や日露戦争が勃発、その後の日本文化ブームなど、さまざまな出来事が生じた。

 2005年の日露修好150周年を記念して開催される「『ロマノフ王朝と近代日本』展」は、オランダを通じて日本に対する見識を深めたピョートル大帝時代から20世紀初めまでの日露交流の歴史を世界五大図書館に名を連ねるサンクトペテルブルク ロシア国立図書館の所蔵品によって紹介。両国の交流の歴史を物語る版画、書籍、地図、写真など選りすぐりの約300点を展示する。

 展示品の中にはN.ナジモフ作の絵画「箱館ー在日本ロシア領事務所在地」、エイネム製菓のチョコレートポスター、I.V.マホフ作「ろしやのいろはー日本の子供たちのためのロシア語教本」など、函館にゆかりの深い作品を見ることができる。

 期間中は「朗読会−バイカルに伝わる民話ー」、函館市民オーケストラメンバーの管弦楽ユニットによる「ミュージアム・コンサート」、「函館市民の船」でロシア極東を親善訪問した際の映像の上映会、「ロシアの民族衣装試着体験」、担当学芸員が展覧会の案内する「ギャラリートーク」、ジャム入りのロシアンティーを飲むことができる「ロシアン気分の美術館ロビー」などのイベントが催され、大人から子どもまで幅広い年齢層に楽しめる内容となっている。

 観覧料は一般600円、高大生300円、小中生200円。春休み中の小中学生に来場してもらうため、土日は小中学生が無料。

 開館は午前9時30分、閉館は午後5時。







関連サイト

「ロマノフ王朝と近代日本」展
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/kikaku/kokusai/romanov.htm






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