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「霧の摩周湖」が変貌、「排気ガスの摩周湖」に


 
大気汚染物質は、湖のある弟子屈町中心部の2倍以上。
摩周湖は1931年の調査で透明度が41.6メートル、当時確認された中では世界最高を記録した。
ところが、透明度は年々低下し、2004年8月に北見工業大学が行った現地調査では19.0メートルだった。摩周湖は噴火によって山頂がくぼみ、そこに水がたまってできたカルデラ湖。周囲は青々とした木々に囲まれており、その美しい景観と湖を眺めるために毎年多くの観光客が訪れる。
しかし、布施明のヒット曲「霧の摩周湖」で知られるように、霧が湖を覆ってしまうことが多く、すっきりと湖全体が見渡せることは珍しい。
この神秘的な湖は「霧の摩周湖」から「ガスの摩周湖」に様相を変えようとしている。
摩周湖のある釧路管内・弟子屈町と国土交通省北海道運輸局は「摩周湖エコ交通整備プロジェクト検討委員会」を結成。日中の湖周辺の道路交通量や排気ガス量を計測した結果、摩周湖は弟子屈町中心部と比較して、窒素酸化物、SPMなどの大気汚染物質が2倍以上あったことが明らかとなった。
同委員会の調査によると、摩周湖周辺の道路において、日中計測された大気汚染物質の量が、交通量の少ない夜間はほぼゼロになっていること、道路周辺のシラカバが枯れてきていることが判明した。夏休みやゴールデンウィークの期間中は、交通量が増加し、展望台までガスが漂ってくるのだという。
同委員会は、3月2日、屈斜路プリンスホテルで摩周湖周辺の道路の交通規制の実証実験を実施するかどうかを協議し、結果次第では今年6月に1週間の交通規制を行う予定。同委員会では透明度の低下に大気汚染が関係しているかどうかも調査する予定。










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