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トークDE北海道社会派!?レポーター徳永エリの「女が女にモノ申す」 過去の記事一覧
「4月から年金分割スタート 離婚を望むおんな達にもの申す!」


03月19日(月) 12時35分
 




  徳永エリ

 こんにちは。皆さん、如何お過ごしですか?

 いやぁ、この冬は楽でしたね。記録的な暖冬。毎年冬になると、私の住んでいるマンションは、リタイヤして何年も経っている高齢者の方が多いので、早朝から屋外駐車場の雪かきをする方がたくさんいて、しかも雪の降り続いている日などは一日中、出たり入ったりして雪かきをしていて、常に自分の駐車スペースはコンクリートが見えているという状態で。

 大雪が降った後しか雪かきをしない私は、(忙しくてできない…のだ)かなり肩身のせまい思いをしている。しかし、今年は、あまりそんなこともなく雪解けとなっていきそうなのでよかった。

 しかし、ここ数年(シジュウ代になってからというもの…)本当に時の過ぎるのが早い事!一週間なんて、あっという間。今年も、もう3月ですよ。

 時の過ぎるのと言えば、私も夫と離婚して一人身になってから14年になる。2歳だった息子も今年は高校生。貧しさに、寂しさに耐え忍びながら、ここまで、よく自力で生きてきたもんだ。自分を褒めてやりたい!!

 そんな訳で、(どんなわけじゃ!)今回は離婚について考えたい。

 日本全国に、夫との離婚を進行形で考えている妻達はどの位居るだろう。具体的ではないまでも、「あぁ、なんでこんな男と結婚しちゃったんだろう。子供さえ居なければとっとと別れたのに。自分に生活力があったら、こんなに我慢しないのに。ヨン様か、イ・ビョンホンみたいな、しかもお金を沢山持った人が現れて、僕と逃げよう!って言ってくれないかしら」なんて、昼メロドラマ見ながら、せんべいかじりながら、深いため息ついてや、いませんか?

 極度のマザコン、借金癖、浮気性、DV。明らかに、誰に相談しても別れたほうがいい、というケースもあるが、少なくとも私の周りで離婚した人たちの別れた理由を聞くと、「私を女として見てくれていない。会話がない。やさしさがない。男としての魅力を感じない。セックスがない、する気もしない」いわゆる、性格の不一致だと言う。そして、もう一度、女としてときめかせてくれる人に出逢いたい、このままで女の自分を終わらせたくないと、別れを決意した、と言うのだ。

 若くて、子供が居ない場合は、再婚のチャンスも充分にある。むしろ今は、一度、結婚経験がある位の方が、もてるらしい。特に、年下に!経験豊富で、包容力もあり、何よりも、もう失敗はしたくないと結婚生活において、大いに努力してくれそうなイメージがあるとか。もう、“バツイチ女”なんて、キズものみたいな言い方はしないのだ。

 人は我々を“セカンドシングル”と言う!

 しかし、私のような子連れ離婚は結構大変。ましてや子供が小さいと、相手の都合にあわせて子供を置いてデートするわけにもいかないし、見ていてくれる人がいて、お出かけをしても、「ここに連れてきたら喜ぶだろうなぁ、これ食べさせてやりたいなぁ」なんて、子供の事を考えてしまって、相手の男性と気分の盛り上がり具合にギャップが出来てしまって、申し訳ない。

 私も出逢いがなかったわけじゃないが、男性が初婚だったり、離婚していても子供が居ない人は、お付き合いはできても、いざ結婚となると「君に子供が居なかったら、僕も前に進めたんだけど…。僕は自分の子供がほしいから…」なんて、結局ふられるのだ。

(ふられた!!)

 離婚後の出逢いも気になるところだが、その前に、離婚というのは、大変なエネルギーを必要とするということを知っておいて頂きたい。ストレス度でも、離婚と家族の死は100に近い、大きなストレスだと言う。

 結婚は色々と障害があっても、結婚する二人は愛情で結ばれているし、少なからずとも祝福され、これから二人で人生を一緒に歩いて行くのだという連帯感をもってスタートできる。

 しかし、離婚は普通、周りからは、これといったアドバイスも貰えず、自分で判断して決めて、何が起きても、責任を負わなければならない孤独な行動なのだ。

 親にも、わがままだとか、我慢がないとか、子供の将来はどうするんだとか、私達の老後の生活はどうしてくれるんだとまで言われて、なんだか世の中がみんな敵になったような、悲しい気持ちに私はなった。

 離婚に向けての、夫との具体的な話し合いの段階になると、まず、長いこと一緒に居たのだから、離婚するに当たって夫は、慰謝料とまではいかなくても、新しい生活を始める支度金ぐらいは出してくれるだろう、子供は可愛がっていたから、養育費は当然出してくれるだろう。財産分与もあるし…と、考えるのがあたりまえだが…。

 しかし、その考えはものすごく甘いのだ!!

 いざとなると、他人になる女に、金なんか払ってやるか!と思うのが一般的。夫がその気になっても、夫の母親やら、小姑やらが出てきて知恵をつけて、なるべく出させないように妨害する事も。子供に関しても、養育費の支払いを約束して、何回かは支払っても、その後は全く支払われず、請求すると、生活が苦しくて無理だとか、付き合いだした女性がいい顔しないからとか、無責任な言い訳をする。

 こうなると、裁判に持ち込んで、給料の差し押さえでもしない限り養育費は、受け取れない。この時、あらためて、「あぁ、私の結婚生活はなんだったのよ。あんな男と何で結婚しちゃったんだろう」憎しみと、嫌悪感でもう、顔を見ることも、声を聞く事も二度としたくないと思い、結局、あてにしていたお金は受け取れないという事になる。

 熟年離婚だって同じだ。

 最近の離婚の統計においては、婚姻後20年以上で離婚した夫婦の占める割合は、昭和50年が全体の5.7パーセントだったのに対し、平成16年には15.5パーセントにぐんと増えている。

 婚姻後20年以上というと、子育てが一段落したり、夫の定年前後だったりする時期だ。

 それなりのへそくりもあるし、退職金も分けてもらい、家も売って、財産も分けて貰えれば、これから先、一人で何とか生きていけるし、第二、第三の人生を夫から開放されて自由に生きたいと、考える気持ちもよくわかる。さらに、最近、テレビや新聞、雑誌などでよく目にする“年金分割制度”で、もっとお金が貰えるかも。ここまで、我慢したんだからもうちょっと我慢して、少しでも多く頂かなきゃと、待機中の人も居るだろう。

 実際、ここ数年熟年離婚の伸び率が下がったと言うし、平成18年10月から、社会保険庁が年金分割についての必要な情報を通知するサービスをはじめたところ、1ヶ月で来訪や電話など6000件を超える相談があったという。

 つまり、熟年離婚を考えている妻たちの多くが、年金分割制度が実施されるのを待っているのだ。

 この4月から、離婚時の年金分割制度が、そして、来年4月からは第3号分割制度がそれぞれ実施される。夫婦共働きの家庭で共に、厚生年金に加入しているケースも多いかと思うが、一般的には夫のほうが妻よりも所得が多く、夫婦間で所得格差が生じている。これは夫の厚生年金額が妻よりも多くなる事を意味する。この、格差を是正するために、夫が離婚までの婚姻期間中に納めた保険料に相当する厚生年金を、夫婦で分割できるようにするのが、年金分割制度だ(逆に妻の収入が多ければ夫への厚生年金の分割になる)。

 ただし、間違ってはいけないのは、この制度は離婚したからといって自動的に適用されるわけではないということ。

 つまり、社会保険事務所に「年金を分割することにしました」と請求しなければならないわけだ。加えて重要なのは、この年金の分割には夫婦の合意が必要だということ。

 妻は立場的に弱いとはいえ、夫の方にも、自分の生活がある。だから、お互いに話し合って、分割の割合を決めましょうという考えだ。

 分割の上限も決まっていて最大で2分の1。簡単に言えば、夫婦で受け取るはずだった年金を折半してくださいと言う事。

 ここで、問題になるのは、言うまでもなく、その“合意”が、簡単にいくか、どうかだ。

 自分で受け取れるはずだった年金のうち、かなりの割合を別れる妻に渡す夫がどれだけいるか。しかも、このご時世ですよ。夫だって残された人生に不安が一杯なんですから。

 ごねるか、渋るか、いずれにせよ、すんなりとは行かない。もめるだろうことは、目に見えている。

 予想もしていなかった、妻からの離婚の申し出。退職金の半分請求、それに加えて年金分割。「今まで、お前が食ってこられたのは誰のおかげなんだ!」「私が支えてきたから、我慢を続けてきたから、あなたは働けたんじゃないの!」

 2007年、団塊の世代が定年を迎える年、それは“夫婦攻防の時代”の幕開けかもしれない。

 楽しい事や、幸せな時期だって20年も連れ添っていればあったはず。口数の少ない夫だって、「今まで、女房には苦労かけたからな。定年になったら、旅行に行ったり、今まで出来なかった事を少しずつやりながら、支え合っていきていこう」なんて考えているかも。

 本当に自分にとって離婚がベストチョイスなのか、もう一度良く考えてみたらどうだろう。

 夫とのお金の問題だけではなく、離婚後には色々と、女一人で生きて行くのに大変な事が起きる。特に熟年離婚は大変だ。絶対に大変!!

 次回は、離婚後、長いこと一人で居る、私の体験談も含めて離婚について、さらに考えたい。

 P・S

 年金分割は、すべての熟年離婚にあてはまるかというと、そうではない。

 この分割制度は、「離婚した場合における厚生年金の分割」。年金は年金でも、厚生年金についての改正(共済年金については、同様の改正)。したがって、サラリーマンと公務員の夫婦以外には関係ない。自営や、フリーで仕事をしている人は対象外。間違えて、夫と余計な揉め事を起こさないように、気をつけましょう。そして、くれぐれも、期待はしないように!!!











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