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辻 正仁の「音(オン)ラインにゅ〜す」<福原美穂ライブ>


 
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| 札幌在住の歌手「福原美穂」が昨年10月に発売した、5曲入りセカンドミニアルバム「STEP☆OUT。EP」
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師弟共演。
以前にも、「こんな近くにホンモノのシンガーがいた」と紹介した、現在札幌在住の福原美穂。昨年10月に発売された5曲入りのセカンドミニアルバム「STEP☆OUT。EP」収録の『恋はリズム』が、札幌で開催された「世界ノルディックスキー2007」の応援曲になっていたので、この冬、彼女の歌声を耳にしたという方も多いのではないだろうか?
そして、様々なイベント会場などで偶然彼女の生の歌に触れて、僕と同じように感じた人も少なくないはずだ。なんせ、ミニアルバムがジワジワとコンスタントに売れ続けているのが何よりの証拠。
そんな福原美穂のライブが、先日3月16日、札幌市豊平区にあるミュージックパブ「フライアーパーク」で行われた。
今回は彼女を含め、二組の出演。福原の前に演奏を披露したのは、彼女のボーカルトレーナーでもある、谷藤勝彦氏が率いるバンドRecall。つまり、この日のライブはいわば「師弟共演」ともいえる、興味深いものだった。
作品のプロモーションという形ではないため、あまり大々的な告知がされていなかったこのライブには、ファンというよりも福原を暖かく見守る「支援者」と呼べそうな人達が集まり、決して広くはない店内はビッシリと満員。ホンモノのシンガーがこっそりと雰囲気のいい小さな店でプライベートライブをやっているような趣があり、一ファンとしては物凄くお得感のあるライブを堪能できた。
先に演奏したRecallのメンバーがそのまま彼女のサポートをする形で、福原のステージが進行する。オリジナルとカバー曲を織り交ぜた約1時間。師匠が見守る中、親しい人達に支えられたリラックスムードと、手を伸ばせば最前列の客に届くというくらい近い距離にいる観客を前にした緊張感が、会場の空気を親密で熱いものにしていく。途中、谷藤氏が再登場して、Recallの楽曲を二人でデュエットという、めったに見られないスペシャルな場面もあり、会場は益々盛り上がる。
実は福原が長時間のライブはこれが初めてだそう。どうやらこのライブは師匠の谷藤氏が、彼女の今後を見据えて、試運転的にライブステージを経験させようという計らいだったのではないかと、僕は邪推してみた。
しかしまぁ、彼女のライブはこれが初めてとは思えないほど素晴らしいものであった。声の調子も衰えることなく、むしろ後半になるほど乗ってきているのが伝わる。自分の歌でミュージシャンを引っ張り、会場の空気を親密なものにしていく様は見事。
なによりも、他の人のどんな曲を歌わせても人マネに終らず、そこにちゃんと福原美穂としての心が表現されているのが素晴らしい。
ソウルミュージックをそれふうの歌い方をしてソウルみたいに聴こえる人はけっこういるが、どんな曲をどう歌ってもソウルフルに聴かせる、場の空気をソウルフルなものにできるシンガーはそう多くはないのだ。
おそらく、彼女はこれからどんどん多くの人に認められ、大きな舞台で活躍するだろう。今回のライブを観れたことは、その時ちょっとした自慢になるかもしれない。
そして、彼女が活躍を続け何万人もを魅了する偉大なシンガーと呼ばれるようになった後、彼女が70歳くらいになった時に、またこのフライアーパークで数十人の人の前で歌う親密なライブを観てみたいなんてことを考えた。
そのために、長生きしよう。







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■辻 正仁(つじ まさひと)
1966年生まれ。 FM新さっぽろ「海月屋本舗(毎週月曜18時)のパーソナリティ、ミュージックショップ「音楽処」の準スタッフ等々、様々な分野で活動中。 自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。 |



関連サイト

福原美穂ブログ「ONE★LOVE」
http://blog.livedoor.jp/hot_soul/






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