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トークDE北海道社会派!?レポーター徳永エリの「女が女にモノ申す」 過去の記事一覧
もう一度良く考えて、離婚には覚悟が必要


04月04日(水) 14時50分
 




  徳永エリ

 まだまだ寒い日もありますが、日差しが春らしくなってきましたね。

 皆さんは、この春をどんな気持ちで迎えているのでしょう。

 我が家は息子の高校受験も終わりほっと一息。

 おかげさまで、M高校、公立合格しまして、何が嬉しいって高い入学金を払わずに済んだ事!思わず嫌がる息子を「でかした!」と、ハグハグしちゃいました。

 だって、以前にもお話しましたが、私立に行かせる事になると、入学金、制服代、ジャージ、指定の靴に、バッグに、教材、参考書など、3月、4月で100万近いお金が必要になるのです。公立だって、20万は、かかりました。

 しかも、受験が終わったばかりだというのに、もう塾の話。さらに、英検準2級をとりたいから、スクールに行きたいとかで母さんは大変です。頑張って働かなきゃ!!

 なのに…息子が高校合格を電話で知らせたら、別れた夫のリアクションは静かなもので、しかも、お祝いに何か買ってやろうかとか、準備にお金かかるんだろうの一言もない!

 期待する私がバカなのかもしれないが、たった一人の息子ですよ。

 私が、彼の立場だったら、何でもできる限りにことをしてやりたいと思うに違いないのですが…。

 さて、今回は前回に続いて、離婚の話。

 今、離婚を考えているあなた。本当に、離婚がベストチョイスなのだろうか。

 離婚後の生活は考えている以上に大変です。前回は慰謝料や、養育費、年金分割の問題をお話しましたが、他にも色々、困難が立ちはだかっているのだ。

 私は、23歳で結婚し、10年後に離婚した。

 10年間、お互いに仕事で忙しかった事もあるが、けんかもした事はないし、別れて欲しいと言い出す、一週間前ぐらいまでは、離婚の離の字も考えた事はなかった。

 正直、ある日突然、嫌になった。洗濯機から彼の洗濯物をよけ、歯ブラシたての中で、私の歯ブラシに夫の歯ブラシが接触しているとゴミ箱に捨てた。その位、生理的に不快になってしまったのだ。

 こうなると、一緒にいることが苦しい。自分の体調までもがおかしくなっていくのを実感していた。そんな私の精神状態を察してか、赤ん坊だった息子もぐずり、それにまたイライラする。子供に当たってしまう自分に落ち込む。もう最悪だった。

 そもそも、離婚の原因は夫のマザコン。

 中学生の時に、父親を亡くし、母1人、子一人で暮らしてきたのだから、しかたがないかもしれないが、彼の不幸は母親が父親の残した財産をちらつかせ、彼の人生をコントロールしてしまったことだ。

 中学、高校に入るのも、大学に入るのも、就職も、母親のコネクションを使ったらしい。自分の意思で海外に留学した親離れのチャンスも、母親が迎えに行き「マンションと車買ってあげるから、私と一緒に帰りましょう」と、連れ戻したとか。夫は静岡の人で、母親はどこの馬の骨ともわからない、北海道出身の私と結婚をすることも、気に入らない。新居を借りる時も、母親が占い師のところに行き、方角が悪いとか、もしそこに住むのだったら親子の縁を切るとか、大騒ぎした事もあった。

 結婚後、私はこの母親の代わりのごとく夫の世話をすることになる。毎朝、何度も、何度も声をかけて起こすところから始まって、顔を洗う時はタオル持って後ろに立っていたし、着替えを揃えて、コーヒー入れて、食事を用意して、寝ている赤ん坊を置いて、会社には車で送って行った。でも、夫は社会的な顔は別人のようにしっかりとしていて、仕事もできたし、収入もそれなりにあったし、穏やかな人だったので、手のかかるところや、母親の事もあまり嫌だとは思わずに暮らしていた。

 ところが、職場での、人間関係のストレスから、ある日、一晩で直径3センチほどの円形脱毛症ができたことをきっかけに、過換気症候群の発作が始まり、パニック障害を起こし、精神科で処方される薬がなければ不安でいられない、さらに、その薬の副作用なのか一日中眠気に襲われ、身体もだるく、仕事にならない。

 本人も、職場に居る事が辛くなり、ある日、私に何の相談もなく、会社を辞めてしまった。

 夫は、生活に困れば母親に援助してもらえばいいと考えたのだろうが、私の気持ちとしてはそうはいかない。しかも、その時は子育て中で私も仕事をしていなかったので、明日からの生活はどうなるのか、不安で一杯だった。

 それから、一日中、家でだるそうにしている夫と色々と話しをしてみたが、ただ黙ってうつむいていて、何も言わない。

 そんな毎日を過ごしているうちに、別れようと心が決まった。暗くて、重たい家の空気から逃れたかった。

 2歳の息子と二人の生活が始まった。東京時代の経験をかって頂き、UHBでの仕事が決まっていたものの、先の見えない不安感、寂しさ、無邪気に遊ぶ息子の姿を見て、胸が詰まった。

 引越し先に決めていたマンションも、内金を入れる約束をしていた日に不動産家から、断られた。理由は、会社契約をしたいという人が現れて、先に契約金を全部払ったからということだった…。子供を連れて、部屋探し。母子家庭、子供が幼児であることなどが理由で、なかなか決まらない。思った以上に大変だった。

 保育園は空きがあって、すぐ決まったが、ずっと一緒にいた息子と保育園の玄関でバイバイと手を振って職場に向かった初日は、声を出して泣いた。

 想像以上に、ひとりきりで子育てをしながら働くというのは大変だったが、わたしの場合はかなり、恵まれていたようで、母子家庭だと、子供が小さいという理由で何箇所も面接に行っても、なかなか仕事が決まらない。やっと仕事が決まっても、保育園の空きがない。子供を見ていてくれる人も居ないのであきらめなければならない事も。さらに、職場で差別を受けることもあると聞く。

 福祉に頼ればなんとかなると思っていても、実際には役所の窓口での手続きは、担当者によっては屈辱的な態度や、物言いをされるし、それに、いつまでも自分以外のものに頼っていると、そのことが生き方に表れてくるもので、生活は何とか出来ても、精神的に幸せにはなれない。

 実家の親だって、始めは色々と、協力してくれても、自分の生活に支障が出てくると、何かと文句を言うようになるし、喧嘩になったり、積極的には協力してくれなくなる。極端な話、厄介者にされる。特に、経済的な援助となると、自分の生活ですら大変ないまの時代、頼られる方も頼る方も辛い。

 私の友人も、離婚後、子供が小さいので、親と同居したが何かとぶつかり、居づらくなって実家を出て、アパートを借りた。

 休みの日、子供とファミリーレストランに行っても、周りは幸せそうな家族ばかり(実際幸せかどうかはわからないけれど、自分以外はみんな、幸せそうに見えるんです)。

 遊園地や動物園に行くのも、運動会のお弁当食べるのも、子供と二人。

 子供が急に病気になっても、病院に行くにも、看病するにも誰の手も借りられない。

 さみしくて、疲れていて、優しい言葉も誰からも貰えず、なぜ自分ばかりがこんな辛い想いをしなければならないのだと、泣いてばかりいた。

 熟年離婚だって思っているようにはいかない。

 自分勝手で、手の掛かる、厄介な夫から開放された!と思うのもつかの間。一人で暮らすというのは寂しいものだ。

 文句を言う相手も、喧嘩をする相手もいない。子供達も自分達の生活で忙しくなかなか逢いにきてくれない。働こうとしても、50代、60代になって始めて働きますという人を受け入れる職場など皆無。働かず生活できるだけのお金があったとしても、元気で友達と、ランチだ、カラオケやダンスサークルだと飛び回っていられるうちはいいが、だんだん身体も思うように動かなくなるし、病気になることだって考えなければならないし、認知症になったら誰が看てくれるのだろう。医療費だって大きな負担となって生活を締め付ける。

 電球一つ換えるんだって、雪かきするのだって、買物に行って重いものを持ち帰るんだって、結構大変で情けない気持ちになったりする。

 やっぱり、一人は嫌だと再婚を考えたって、行動範囲も狭いわけで、なかなか出逢いも難しい。幸い、良い出逢いがあって、再婚しようとしても、遺産相続の問題が遠い将来ではなくなってくるので、自分の子供も、相手の子供も、快く賛成はしてくれない。寂しい想いや、辛い想いをすることになる。

 離婚には色々な覚悟が必要だ。

 離婚後の生活の、最悪の状態を想定して、それでも今の生活を変えたい、夫と別れたいと思うのなら、別れても後悔はしないだろう。

 でも、離婚理由で一番多い「性格の不一致」位で、別れたいと考えているのなら、自分にも問題はないか、改善できる方法はないか、もう一度考え、努力する事の方が離婚よりずっと簡単な事ではないだろうか。

 離婚経験者のわたしから言わせて貰えば、1、DVなど、暴力をふるわない。2、借金するほどのギャンブルや浮気をしない。3、一生懸命働き、家族の生活を支えてくれている。この3大要素が揃っていれば、夫として80点は付けるべきだと思う。充分だ。

 今、或いは近い将来、離婚を考えているあなた。決める前に、一度冷静に立ち止まってみたらどうだろう。そして、何が、どうすることが、自分が一番幸せと感じられるのか。その答えをみつけて欲しい。

 P・S 「別れたいと考えているのは私だけ。夫は私と離婚なんて考えた事ないはずだわ」と思っている妻たちよ。実は、夫たちも、妻に不満が一杯で、別れられるものなら、別れたいと思っているのだ。「はっきり言って女房の事、嫌いなんだ。なるべく、一人で居たいから好きなことさせてるんだ」と聞いた事がある。「男として、責任があるから、自分から別れてくれとは言わないけれど、妻から、言い出されたらたぶん心の中ではやった!と、思うかも。他に男でもみつけてくれないかなぁ」と言っていた人もいる。我慢してるのは、妻だけではなく、夫だって我慢しているのだ。毎晩、毎晩お酒飲んで、夫が遅く帰ってくる事に怒っている奥様。「早くうちに帰ってTVでも見ながらのんびりしたいけど、女房にごちゃごちゃ言われるから帰りたくないんだ」。そして、時計を見て、「そろそろ、寝たな。帰るか」なんて、決して楽しく外で飲んでる訳ではない夫達が沢山居ることを知って欲しい。夫は妻が嫌でも、我慢する。でも、妻は好きなこと言って、好きなことしてしまいにはお金貰って別れて自由になりたいなんて。そうそう、いつまでも自分の思いどおりになんていきませんよ。もうちょっと、夫を大事にしてみたら、夫婦関係も変わるかも…。











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