|
漁夫の利、札幌市議会に初の民主党議長


|
|
05月15日(火) 15時30分
文:東 写真:糸田 |
 
“内紛劇”で最大会派を転落した自民党は議長ポストを喪失。
札幌市議会に初めて民主党の議長が誕生した。
4月8日投開票の市議選を終え、市議会自民党会派は当選議員が23人となり、最大会派の座を維持した。
ところが会派の運営体制を批判して、宮本吉人氏(当選6回、中央区選出)が離脱、同調した佐藤美智夫氏(同8回、豊平区)と新会派「自民維新の会」を結成した。両氏の離脱によって自民党会派の所属議員は21人となり、22人の民主党が最大会派に転じた。
これまで札幌市議会は慣例によって最大会派から議長を選出してきた。自民党も所属議員による投票で、会派の議長候補に三上洋右氏(同5回、豊平区)を決めたが、宮本、佐藤両氏の離脱によって最大会派から転落したため、長年保持してきた議長ポストを失った。
この内紛劇による漁夫の利で民主党が議長ポストを射止めた。民主党は会派の議長候補に畑瀬幸二氏(同5回、白石区)、三上氏が副議長候補を辞退した自民党は会派の副議長候補に笹出昭夫(同4回、清田区)を決めた。
札幌市議会は15日午後1時から臨時市議会を開き、全68議員による単記無記名の投票を実施、正副議長を決めた。
議長は有効投票60票、無効投票8票で畑瀬氏、副議長は有効投票55票、無効投票13票で笹出氏が就任した。無効投票が多数投じられたことは、前代未聞のドタバタ劇に起因しているとみて差し支えないだろう。
第27代議長に就任した畑瀬氏は「伝統ある本市議会の議長という大役、また、本市議会の長い歴史の中で初めて民主党・市民連合の上に選出された議長という大役は身に余る光栄、重責を一層痛感している。本格的な地方分権の時代にあって本市においても、厳しい財政状況、多様化・複雑化する市民ニーズなど山積する課題の中で、魅力ある札幌の街づくりを進めていくために、本市議会が果たすべき責務と役割はますます大きくなっている。札幌市の限りない発展と市民福祉の推進、そして議会の円滑な運営のために、あくまでも謙虚に、あくまでも自然体で、あくまでも地道に精一杯努力して参る決意」と挨拶した。
続いて副議長に就いた笹出氏は「ただいまみなさま方からご推挙いただき、第34代札幌市議会の副議長に選任された。伝統ある本市議会の副議長の要職に就かせていただくことは、誠に身に余る光栄。厳しい財政運営を余儀なくされている本市においては、地域経済の活性化や少子高齢化対策など緊急の行政課題が山積しており、私ども議会としては、市民の声をしっかりと受け止め、市政の発展と市民福祉の向上を目指して、今まで以上に議員一同、英知を結集していく必要がある。議長の補佐役として市政の発展と議会の公平かつ円滑な運営に、誠心誠意努力して参る所存」と決意を述べた。











このページのTOPへ




|
| ■ |
当サイトは、リンクフリーです。バナーが必要な方は下のバナーをお使いください |
|