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トークDE北海道社会派!?レポーター徳永エリの「女が女にモノ申す」 過去の記事一覧
介護の現実・自分の老後を考える


06月26日(火) 11時55分
 




  徳永エリ

 北海道神宮例大祭、北海道の初夏を告げるお祭りも終わり、夏もいよいよ本番です。今年の夏は暑くなりそうだということで、私の友人たちは会社や、自宅に「いよいよ、今年は付けないとつらいなぁ」とクーラーを取付ける人たちが続出しています。

 私も、先週あたりからシャワーを浴びたあとや、ドライヤーを使っている間、去年取り付けたクーラーをスイッチONしていますが、「もう、使ってるの?そんなに暑くないじゃん!省エネ、省エネ!」と息子に言われています。

 若干、更年期の症状なのか、時々汗がどっと噴出す、ホットフラッシュの症状が起きる事が去年からあり、暑さにだんだん耐えられなくなってきているのです。

 夏は、海だ、キャンプだ、ゴルフだと、暑さを楽しみ、冬はスキーができることを喜んで、寒さなんて辛くなかった青春の日々が懐かしい今日この頃であります。

 さて、今回は「介護と老後の生活」について考えたい。

 社会保険庁のデータ入力ミスや、介護事業最大手、コムスンの不正請求問題、医療保険制度の改正、介護保険制度の改正により、ますます、老後の生活や、親の介護に不安をつのらせる事になってしまった。

 かつては、老後、年金貰ってのんびりと暮らす日を楽しみに日々頑張って働いてますよという声が聞かれたし、お年寄りは、一日でも長生きしたいと思っていたはず。

 しかし、ここ数年の間に、高齢者は早く死にたいと思い、我々40代、50代の世代は「子供に負担をかけたくないし、まもなく、二人に一人はガンになる時代を迎えるわけだから、老後を考えると不安でいっぱい。長生きはしたくないね」と、本気で言う始末。

 日本の国はいつからこんな国になってしまったのか。

 未来の日本を支えていく子供たちの為に、いや、日本という国の将来の為に、今一番見直しを必要とされているのが学校教育だ。「教育の目的」・「教育の方針」の条項では、「現行基本法」は「人格の完成」及び「学問の自由」という表現で個人を強調しているのに対し、「新教育基本法案」は「伝統と文化の尊重、愛国心の涵養及び道徳性の育成」また「国家の一員としての責任」というように伝統や愛国心そして国民としての責任を強調している。

 こんなに不安がいっぱいで、無責任で、インチキだらけの日本の現実をテレビや、新聞で、また、家庭の中での親の会話の中から、見聞きさせられている子供たちに対して、国を愛せ、日本国民としての責任を意識しろと言っても、全くもって説得力が無い。

 政治家や、行政や、教育に関わる公務員の方々、もっと自分の目で現実を見、またその温度を自分の肌で感じて、心ある対応を考えて頂きたい。

 私は、リポーターの仕事のほかに、11年間、円山で飲食店を営んでいる。多くの、お客さんたちと接する中で、様々な現実を知ることになる。

 このところ、70代のお客さんが常連の顔ぶれに加わっている。そのほとんどの方が一人で訪れる。現役時代、大手の企業に勤めていて、責任あるポジションで忙しく働いていた人たち。

 退職金も、年金も、お金はたくさんあるのだけれど、退職したとたんに人間関係が途絶え孤独になってしまうのだ。

 突然の妻からの申し出で、熟年離婚し、大きな家を負担に感じながら、一人で暮らしている人もいる。

 独立した子供たちは、口うるさい父親のところには寄りつかず、気がつくと一日、時には数日、誰とも口をきかない事もあるという。

 誰かと会話がしたい、できれば若い人たちと楽しい会話がしたい、そんな気持からなのか、私の店に限らず、高齢の男性の姿が、比較的若い人たちが集まる店でよく見られるようになっている。

 時にはこんな辛いケースも。

 時折訪れる、私よりも少し年上かなという、男性のお客さんがしきりに時計を見て、時間を気にしている。どうしたんですかと聞くと、「父親が目を覚ます前に帰らないと・・」と言うのだ。

 その男性は未婚で、父親と母親と3人暮らし。数年前から、父親が痴呆症になり、症状がどんどん悪化し、母親が自宅で介護をしていたのだが、冬のある日、母親が外で転んで骨折し入院、寝付いた事がきっかけで、母親も痴呆症に。

 結局、息子である彼が会社を辞めて、両親の介護をすることになったのだ。親子三人の生活費は両親に支給される年金。

 さらに、父親は目を離すと部屋の中で脱糞するようになり、一日中目が離せないというのだ。心も身体も疲れきったその男性は、時々、父親に睡眠薬を飲ませて眠らせ、目を覚ますまでの間、お酒をほんの気分転換程度に飲みに出かけるというのだ。胸が苦しくなった。

 これは、ひとごとではない。男性も、女性も未婚で親と暮らしている人はたくさんいる。

 親が健康なうちは考えてもみないだろうが、これから、自宅介護を求められる時代に入って、この男性と同じような状態になる人たちがおそらくどんどん増えていくに違いない。

 先日、UHBのトークDE北海道の中でも、介護の問題を私がリポートしたが、この日のコメンテーターの方が映像で実態を見ながら、「これから、介護される人も、介護する人も負担が大きくなり、追い詰められて、介護殺人、心中、自殺、確実に増えていくだろうな」とつぶやかれたのが、私の心に重くのしかかった。

 一人暮らしの、私の母は、72歳。月12万ぐらいの厚生年金で生活している。三十年ほど前に、乳癌を患い、乳房を切除。私は当時、東京で仕事をしていたので、母は精神的にも、肉体的にも、また、生活にも様々な支障のある中を一人で頑張って、乗り越えてきた。

 ところが、昨年、また反対の乳房に乳癌がみつかり、切除。

 経済的にも、精神的にも限界と言っていいほど参っていた。しかも、自分の術後、一番頼りにしていた、何でも話せる弟にすい臓ガンがみつかり、術後半年、63歳という若さで亡くなってしまい、これが母の中に、「絶望」という感情をもたらした。

 こうなると、経済的なもの以外は、私の力量で母を支える事ができず、いろいろと衝突もあり、母の住むところは、私のところから、歩いて1分という近さなのに、半年も顔を見せていない。私は親不孝な娘だ。

 いつも、母の事は、気になってはいるので、息子にお菓子を持たせたり、お金を持たせたり、話し相手になってきて、と言って母のところに行ってもらったりしているが、息子が巣立って行った後は、私と母の関係はどうなるのだろう。ましてや、今のような仕事の状況では、もし、母が介護を必要な状態になったら、私は色々な事を辞めなければならなくなるだろう。

 そうすると今度は、経済的な問題が私の肩に重くのしかかってくるであろう。

 母のこと、自分の将来、考えると憂鬱になる。先が見えない。

 そして、私には94歳になる、これまた一人で暮らす祖母もいる。叔父や、叔母や、いとこ達もいるので、祖母の事は皆で看ていけるが、皆、自分の生活で忙しく、また、よくしてくれていた叔母たちも、高齢になり、身体を壊したり、腰やら、足やらが痛くて、気持はあってもなかなか祖母が求めているように面倒が見られないというのが現実で、週2回、通ってくれているヘルパーさんに頼っている。

 いずれにしても、私達が普段想像もつかないようなことがこれから起きる要素が、そこらじゅうにごろごろ転がっているような気がする。

 一人だけでは、家族だけでは、行政の福祉援助だってあてにならず。こうなると、心の通い合った友人や、長年コミュニケーションを重ねた地域の人間関係がこれから本当に必要になってくる。

 そのためにはどうしたらいいか。

 子供の教育や、家族関係も含めて、我々女性は、母親は、自分がどうするべきか、何ができるのかを真剣に考えなければならない。

 P・S  前回お知らせした、第1回 心を込めてよもやま話をする会

 「女のしゃべり場」を開催します。7月14日(土曜日)13時30分から、15時30分まで。札幌教育文化会館 四階 401にて。参加は無料です。先着40名ぐらいかなぁ。

 私を含めて6人の、子育てや、病、夫からのDVを経験などを乗り越え、今元気に働いている楽しいお話し相手が、みなさんを応援したく、お待ちしています。

 なんでもいいです。愚痴も大歓迎!お話しに来ませんか?

 問い合わせは、オーガニックサポート内「心をこめてよもやま話をする会」実行委員会 担当・澤井011−757−3695まで。

■読者の皆さん、ご感想、ご意見がありましたら、メールでwebmaster@bnn-s.comまでお送りください。返信はできませんが、必ず拝見します!











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