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ジンギスカン「だるま」脱税事件 総連北海道元幹部の経営者に罰金4000万円の判決


 
実務を仕切っていた妻には懲役1年10カ月、執行猶予3年の有罪判決。
札幌・ススキノの人気ジンギスカン店「だるま」を経営、2003年から05年までに約1億7,000万円を脱税したとして、所得税法違反の罪に問われた同社社長・金和秀(キムファス)(67)、妻・徐澄子(ジョスミコ)(61)両被告の判決公判が23日午前9時30分、札幌地裁(井口実裁判官)で開かれた。
すでに保釈された両被告は、共に紺色のスーツを着て入廷した。
井口裁判官は金被告に罰金4,000万円、徐被告に懲役1年10カ月を宣告、徐被告には「3年間刑の執行を猶予する」と述べた。
「だるま」の社長を務める金被告は、03年から05年までの3期にわたり、「だるま」の本・支店の売り上げの大部分を除外し、約1億7,000万円を脱税したとする所得税法違反の容疑で今年2月5日、札幌地検に逮捕された。妻の徐被告と義理の娘(後に起訴猶予処分)も同法違反で同日逮捕された。
金被告は登記上、「だるま」の代表取締役を務めているが、朝鮮総聯北海道本部常任委員長、在日本朝鮮海道札幌商工会相談役の公職にあったため、「だるま」の経営には一切、携わっていなかった。そのため、「だるま」の肉の仕入れや仕込み、従業員の管理などすべての業務は、徐被告が取り仕切っていた。
「だるま」は金被告の実母が1954年に創業した老舗。金被告は実母が死亡した92年に「だるま」を引き継ぎ、翌年、本店と同じ札幌・ススキノに支店を開いた。徐被告が金被告の実母から「だるま」の切り盛り一切を引き継いだのも同じく92年。「だるま」の脱税は仕入れ業者から2種類の領収書を受け取ったり、経費や売り上げを虚偽に過少申告するもので、徐被告は金被告の母が切り盛りしていた頃から常態化していた脱税の手口をそのまま踏襲した。
金被告が「だるま」の経営一切を徐被告に任せていた理由は、「経理は到底、素人の私ができるものではない。(だるまの経営に)手が回らないというよりは手を回そうともしなかった。総聯、商工会の活動に支障をきたすため」だった。
金被告は札幌国税局の査察が入った昨年6月5日の翌日公職を辞任し、さらに預貯金や現金、生命保険の解約、金塊などを原資に01年以降の修正申告をし、重加算税や延滞税、消費税など総額約6億4,100万円を納付している。
井口裁判官は「金被告人は所得に関して妻である徐被告人に任せっきりであり、事業者としての責任は重い。租税負担の公平性を著しく損なった」と断罪。続けて「被告人両名は01年以降の所得を修正し、約6億4,100万円を納付した。税理士からの指導・監督も受け、遅ればせながらも税務当局の査察に協力し、公職も辞めている。徐被告人には嫁ぎ先の事業を守るという利他的な行為が見られ、いろいろな事情を総合的に考慮し、判決とした」と理由を明かした。
初公判で「妻とは今後、少しも傷のない決算書を提出しなければならないと話している」と改悛の情を示した金被告は、最後に裁判官、検察官、弁護人に深々と頭を下げた。







| 事件に関連し、今年6月に捜索された朝鮮総聯北海道本部 |
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関連サイト

ジンギスカン「だるま」脱税事件初公判 実務を仕切っていた経営者の妻に懲役2年を求刑
http://www.bnn-s.com/news/07/06/070618191538.html






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