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厳しい経営が続く円山動物園で「市民動物園会議」がスタート


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08月30日(木) 18時20分
文:糸田 写真:糸田 |
 
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| 「市民動物園会議」は公開で行われ市民も傍聴に訪れた |
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施設やイベントのアドバイス、収支の監視など市民が運営に参加。
札幌市円山動物園は、30日午後2時から園内の「動物園プラザ」で第1回目の「市民動物園会議」を開催した。
長らく赤字経営が続く同園は、昨年4月に札幌市が行った行政監査でも、「組織としての機能不全」「構想と計画の不存在」「経営的視点の欠如」などを厳しく指摘された。
昨年6月、同園は有識者や市民などで構成する外部委員会「円山動物園リスタート委員会」を立ち上げた。委員会は、今年3月、“人と動物と環境の絆をつくる動物園”の基本理念に「札幌市円山動物園基本構想」を策定。開園60周年を迎える2011年度には年間来園者100万人、収入倍増、支出30%削減(05年度比)を達成すべく、施設の改修や魅力的な展示方法などを模索している。
「市民動物園会議」は、リスタート委員会の引き継がれた組織で、今年3月に策定された「基本構想」に基づき、実施計画の進行管理、施設やイベントへのアドバイス、収支の監視など、市民が動物園の運営に参加する目的で設置された。
「キャンディ・キャンディ」で知られる漫画家・いがらしゆみこ氏、リスタート委員会の委員長を務めた札幌市立大学学長・原田昭氏など、同園が選んだ6人の委員と、今年6月に市民から公募した委員3人の計9人で構成されている。
会議では、冒頭に、中村敬臣札幌市環境局理事が「(過去に)動物園は財政的に重荷と感じたこともあるが、携わるようになって職員の意識も変わってきていることや、動物園を持つステイタスもあるのではないかと感じている。基本構想はできたが、現状に甘んじず頑張っていきたい」と述べた。続いて、金澤信治園長から、基本構想の概要や現在の取り組み、進行状況などが説明された。
委員からは、「来園者、収入を絶えずチェックすること」、「基本構想を市民にわかりやすく知らせることが大事では」、「もっとスピーディーに進めていかなければ市民はついてこない」、「動物園の理念と乖離しているイベントもあるのではないか」、「施設を充実させるだけではなく、基本構想にある『わたしの動物園』という考え方が大事だ」、「もっと財政的に厳しい状態であることをアピールした方がよい」などの意見が積極的に飛び交った。
リスタート委員会に引き続いて委員長となった原田氏は「感動を与えなければ人は来ない。動物園は見せるだけではなく、生物の保存なども積極的に訴えていくべきだ」と述べ、市民がエサ代などを寄付し、動物に対するオーナーシップを感じることができる「アニマルファミリー制度」を例に挙げ、同会議で、今後の具体的取り組みについて議論を進めていくことを訴えた。
会議は3カ月に1回程度開催され、委員の任期は2年。委員には報酬として1回あたり1万2,500円(源泉徴収後1万0,080円)が支払われる。次回は11月下旬に開催される予定。
06年度の円山動物園の来園者数は約61万人、5年ぶりの増加に転じたが、旭川市の旭山動物園に大きく水をあけられていることも事実。同園は、今年度中に基本構想や市民会議に沿った基本計画・実施計画を策定する予定。また、平行して類人猿館の改修、北方圏ゾーンの建設、子供動物園の整備なども行う。







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| 赤字経営の円山動物園の舵取りを任される金澤信治園長 |
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関連サイト

札幌市円山動物園基本構想
http://www.city.sapporo.jp/zoo/info/pdf/kihonkoso.pdf






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