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2女児虐待死事件 鬼畜・稲見淳被告に懲役25年を求刑


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09月03日(月) 16時55分
文:糸田 写真:東 |
 
実父が意見陳述で「死刑にしてください。死刑でないなら私が殺します」。
昨年9月に同居していた今野望美被告(25)=死体遺棄と保護責任者遺棄致死罪で公判中=の娘2人を虐待の上、殺害したとして、殺人、傷害致死、死体遺棄、暴行の罪に問われている稲見淳被告(30)の論告求刑公判が、9月3日午前10時から札幌地裁(嶋原文雄裁判長)で開かれた。
稲見被告は、昨年9月7日に今野被告の次女・陽菜ちゃん(当時3)が、腹筋をできず床に肘をついたことに激昂、足を持って逆さ吊りにし前後に振り回して死亡させた傷害致死の疑い。続いて同月20日には、カレーを食べこぼして服を汚した長女・星菜ちゃん(当時4)に対し、風呂場で暴行した挙句、意識不明となった星菜ちゃんを病院に連れて行かずに放置したとして殺人の罪にも問われている。
さらに、2児の遺体をガムテープで巻き、布団圧縮袋に入れて段ボールに詰め、中央区の自宅マンションのクローゼットに隠した死体遺棄と今野被告に対する暴行罪にも問われている。
この事件では、稲見被告と一緒に陽菜ちゃんの遺体をボストンバッグに、星菜ちゃんの遺体を布団圧縮袋に入れたとして、今野被告も起訴され、8月24日の公判で懲役7年を求刑された。
9月3日の公判では、姉妹の祖母と父親が意見陳述し、論告求刑が行われた。
祖母はたびたび声を詰まらせ、涙ながらに次のように語った。
「星菜の遺体には大きなこぶがあり、目はしっかりと閉じることができず、まつ毛もボロボロだった。(遺体は)言葉を発することは出来なかったが、多くを訴えていました。孫たちが哀れでなりません。2人の死に至るまでの過程を知らなければなりませんが、裁判を傍聴するたびに苦痛と不安と恐れがあり、重く苦しく胸が締めつけられます。冷酷で愛情の欠片もなく自己中心的、身勝手で自己本位な被告には嫌悪感を抱きます。被告の発言には、自分は何でこのようなことをしたのかを考えず、終始、自分の都合のいいことしか考えないと感じました。都合悪いことは覚えていないと言っている。悔しい。2人の仕草や話し方、笑顔を思い出すと、ただ虚しく辛いです。再び同じことがないよう、2人の貴重な命の価値を反映させた判決に期待します」
姉妹の実父で今野被告の夫は、証言台に立つ前に稲見被告を一瞥、死刑判決を求めた。
「子どもたちがいなくなってから3日が経過し、心配になりいろいろな所を探しまわったが見つからず、警察にも相談したが真剣に取り合ってくれなかった。子どもたちにはいつも元気を貰っていました。(事件後)自分も死にたいと思った。仕事も辞めて、人とも話せず、同じくらいの子どもを見ると辛いので外に出掛けることもなくなった。2人はなぜ死ななければならなかったのか。星菜と陽菜は犬以下だったのか。稲見が死ねばよかったんじゃないか。簡単にしつけと口にしないでほしい。よくも大切な子どもに手を出してくれたな、殺してくれたな、動物以下にみてくれたな。同じことをしてやりたい。この裁判は(稲見の)言い訳ばかりで無駄だと思う。わかりませんばかりでふざけるな。こんな奴のために裁判が必要なのか。稲見は死刑にしてください。死刑ではないのならできるだけ早く外に出してください。私が稲見を殺します」
続いて、検察官は論告で「陽菜ちゃんの傷害致死については、前後に7、8回振り回して殺したことは明白。星菜ちゃんの殺害については、『暴行は(稲見)一人で行われた』という今野被告の証言を弁護側が全面的否定しているが、その後、意識不明で失禁を繰り返していた状態の星菜ちゃんを病院に連れて行かず、21時間放置している。(すでにクローゼットに遺棄されていた)陽菜のことがバレるなら星菜が死んでも構わないという考えが働いており、死ぬと思ってなかったというのはあまりに不合理な弁解で言い訳に過ぎない。不作為の殺人罪が認められる。被告人は自分の減刑狙いで窮々としている。『2人が懐いていた』などの発言は笑止千万というほかない」などと述べた。
被告人の情状に関しては「犯行は残忍、冷酷。2人は被告の蛮行によって全てを失った。星菜ちゃんを暴行の末に死亡させた時は、陽菜ちゃんの時のような動揺も迷いもない。星菜ちゃん、陽菜ちゃんの生活はまさに生き地獄であった。犯行の結果はきわめて重大で、遺族の無念と悲しみは筆舌に尽くし難い。被告は他人に厳しく、自分に甘い自己中心的な性格。『子どもと老人と動物が好き』という発言は、自分の力で服従する弱い者との関係のこと。過去の刑事罰や保護命令から、粗暴的傾向も改められていない。改悛の情もまったくなく、徹底した強制が必要」と断罪し、懲役25年を求刑した。
一方、弁護人は、陽菜ちゃんの事件については暴行罪の適用、星菜ちゃんの場合は保護責任者遺棄罪の適用を主張している。
坊主頭に黒の長袖シャツとジャージ、サンダル姿で入廷した稲見被告は、裁判長が次回の公判期日を伝える時を除き、終始無反応だった。
次回の公判は9月10日。弁護人の最終弁論が行われる。







関連サイト

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http://www.bnn-s.com/news/07/07/070719115804.html

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http://www.bnn-s.com/news/07/08/070808184127.html

2女児虐待死 実子の遺体を遺棄した母親に懲役7年を求刑
http://www.bnn-s.com/news/07/08/070824164443.html






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