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浅井学園経費流用事件 前理事長・浅井幹夫被告が最終弁論で無罪を主張


 
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| 昨年2月、強制捜査のため、浅井学園大学に入る道警の捜査官 |
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判決公判は12月10日。
8月6日の論告求刑公判で懲役7年を求刑された札幌市の学校法人「浅井学園」(※)前理事長・浅井幹夫被告とその内妻とされる渡辺朋子被告(求刑2年)の最終弁論が3日午後1時30分から札幌地裁(嶋原文雄裁判長)で開かれた。
一連の事件で起訴された学園の元管財課長、学園関連企業である人材派遣会社元社長、浅井被告の自宅と学園の改修工事を請け負った建設会社社長の3人は、いずれも起訴事実と浅井被告の首謀を認め、すでに有罪判決が確定している。
浅井被告は学園経費の流用など次の4件で起訴された。(1)札幌市内にある自宅(現在は学園所有)の改修工事費約5,300万円を学園に支払わせた(2)建設会社社長に学園の外壁耐震工事を施工させた際、炭素繊維シートを使った外壁補修工事貼付面積を約10分の1に減らし、国の補助金約5,300万円を不正に受給した(3)妻(離婚した前妻)や知人の女性が使う乗用車2台分(三菱自動車のランサー・セディアワゴンとクライスラーのジープ)のリースを建設会社名義で組み、その料金約380万円を学園から支出させていた(4)勤務実態がない渡辺被告を学園が全額出資する人材派遣業の関連会社に雇用させ、給与の名目で約800万円支払わせた。
上記の起訴事実について、浅井被告はいずれも無罪を主張している。
浅井被告は上下グレーのダブルのスーツ、渡辺被告はチャコールグレーのスーツを着て出廷した。
弁護人は最終弁論で次のように語り、両被告の無罪を主張した。
「建設会社は学園と被告人・浅井宅双方の改修工事を行い、下請けに5,252万円を支払ったが、(浅井宅の)鑑定額と支払額には約4倍の差がある。その際、下請けは建設会社に看板製作として170枚の領収書を提出している。これは個人の工事をしたとは考えられず、建設会社が下請けに延滞していたパチンコ店の工事代金が支払われた可能性がある。被告人の自宅工事はすべて4社の下請けで行われ、いずれの業者も建設会社からパチンコ店の工事を発注されている。建設会社社長は双方の工事をすることで、大きな利益を得ることができる立場にあった。被告人・浅井が自宅改修工事の見積書を建設会社社長から提示されたことはなく、悪意や作為をしたことは考えられない。被告人浅井は、補助金に不正や瑕疵があってはならないと部下に注意を徹底していた。被告人・浅井から『(工事代金の)金額を上げろ』と言われたとする管財課長の供述は重要な点において、不自然かつ不合理な部分があり、信用できない」
「建設会社社長は被告人・浅井の妻と不倫関係にあり、妻は建設会社の監査役になっていた。建設会社社長は被告人の妻のためにジープを購入した可能性が高い」
「検察官は捜査段階から被告人・渡辺の就労実態を確認、検討していない。だが、浅井学園は秘書人員を必要としており、被告人・渡辺は、被告人・浅井のスケジュール管理、学園の国際交流の拠点であるハワイのサテライトオフィスの維持・運営のための雑多な秘書業務などに従事していた。被告人・渡辺の就業場所は平成15年4月1日付の雇用契約書に浅井学園内と記載されているが、ほかのハワイ要員の就業場所も同じく、浅井学園内となっている。雇用契約は架空のものではなく、業務上横領罪が成立しないことは明白」
弁護人の最終弁論中、浅井被告は何度もうなずいていた。
最後に嶋原裁判長から「被告人両名、前に出てください」と指示された浅井被告は「一連の事件について深く反省し、特に学園の学生、保護者、教職員、事件に関係して調書を取られた方にご迷惑をかけた。ただ、私はこの1年近い公判を通じて、私の認識してきたことは主張してきたつもりです」、渡辺被告は「一生懸命、働いてきました」と述べた。
判決公判は12月10日午後1時30分から開かれる。
(※)浅井学園大と短大の名称は、今年度から北翔大学と北翔大学短期大学部に改められた。










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