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辻 正仁の「音(オン)ラインにゅ〜す」 <今年の逸材発見!>


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01月16日(水) 10時00分
文:辻 写真:辻 |
 
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| 1月14日のインストア・ライブ。とにかく歌声が気持ちいい、歌ってる本人も気持ちよさそう |
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〜Tomomi・インストア・ライブ〜
時たま、CDショップなどでのインストア・ライブで、P.A(音響)のお手伝いなんかをやらせていただいている僕でありますが、そういう時は、これまで自分の知らなかったアーティストのライブを聴くチャンスでもある。正直、思いのほかつまらない人もいますよ。僕だって一応人間ですから、好みというものがございます。
でも、それとは逆に、ライブを間近で聴いて感心させられたり、感動させられたりするアーティストも中にはいる。そんな時は本当に幸せな気分になる。メジャーシーンは今ひとつ元気をなくしている昨今の音楽状況だけど、インディーズに目をやると、札幌にはまだまだ優れたアーティストがたくさんいて、捨てたもんではない。良いアーティストとめぐり合えた時は、宝物を見つけたような気分になる。
そんなワケで、またしても札幌市中央区のCDショップ「音楽処」で拾ったネタを。何かと「音楽処」のネタが多いのは、自分が手伝いに行ってる店ということもあるが、それよりも、この店が道内インディーズの応援に尽力していて、良質の音楽に出会う格好の場ということのほうが大きい。
今回は、「Tomomi」という女性ボーカリスト。1月14日に音楽処でインストア・ライブを行った、21歳のアーティストだ。
おそらく今年中に全国的にその名が知れ渡るであろう(僕の願望が多分に含まれてる)、福原美穂と同じボーカルスクールでレッスンを受けている Tomomiは、昨年11月18日にCD「Mind Scape」を発表。同日に札幌市中央区の時計台ホールで記念ライブも行っている。
21歳といえば、ちょうどヒップホップというジャンルが世間に浸透しはじめた頃に生れたことになる。物心ついた時には、「R&B」といえば本来の「リズム・アンド・ブルース」とは一線を画し、デジタル制御の洗練されたオシャレなサウンドが主流になっていたハズ。CDを聴けば、当然彼女もそんな「R&B」の影響を受けてきたことが分かる。ある意味、現在21歳のボーカリストとして健全な音楽体験をしてきているのだ。
繊細なビブラートと、素直に真直ぐ伸びて行く歌声は、そのまま彼女の人柄を表しているよう。いや、歌声というのは、本当にその人自身が表れるものなんですよ。気をつけよう(笑)。
さて、ただそんなTomomiの素直なボーカルをCDで耳にしただけでは納得しないのが、デジタル化以前の音楽愛好者であるオジサンの嫌味なところ。音源にどれほど心魅かれたとしても、生演奏をバックにしてちゃんと歌えないことには首を縦には振れない。
そんなこんなでのインストア・ライブ。サポートは付くものの、当然アコースティック・テイストのシンプルな編成である。インストアというのは、通常のライブ以上にボーカルの力量があらわになる場でもある。
もうね、Tomomiの声はひたすらに気持ち良かったですよ。目の前に観客がいるせいか、それとも逆にこちらが本人の姿を目の当たりにしてるせいか、CDよりも気持ちが入っていたように思える。ぶっちゃけた話、メジャー、インディーズ問わず、作品よりも聴き応えのある歌を生で歌えるシンガーというのはそう多くはないです。
今は、優れたミュージシャンに支えられて、バックの演奏に気持ちよく乗ってという部分も多いのだろうけれど、これからライブの経験を重ねていくうちに、やがてこの人は、自分の歌でバンドの演奏を引っ張っていけるのではないかという気がした。
インストアという慣れない環境に緊張しつつも、そんな中でチラホラと度胸の良さも顔を覗かせてたし、新年早々、これからに期待できそうな逸材を発見いたしました。本人も、今年の目標は数多くのライブをこなすことだと言っているし、今年は結構あちこちでウワサにのぼるシンガーになりそう。
早めにチェックしておくと、近い将来の自慢話にできるハズです。







| 昨年11月発表のミニアルバム「Mind Scape」 |
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■辻 正仁(つじ まさひと)
1966年生まれ。 フリーライター、FMドラマシティ「海月屋本舗(毎週月曜18時)のパーソナリティ、シンガー・ソングライター等々、様々な分野で活動中。 自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。 |



関連サイト

tomomi☆DIARY
http://blog.livedoor.jp/tomomi_daily/






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