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「ニューヨーク・タイムズ」、イラクとアフガニスタン帰還兵が121件の殺人と報道


01月16日(水) 17時45分
文:井上 写真:東 



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バグダッド市街に駐留する米兵(2003年撮影)
 PTSDを患って恋人や家族を犠牲に。

 「ニューヨーク・タイムズ」(ウェブ版)は、13日付で「引き裂かれた戦争」(War Torn)と題する興味深い記事を掲載した。

 同紙はイラクとアフガニスタンの戦争に従事した米国兵が帰還後、米国で121件の殺人事件を犯した、あるいは関与したと報じ、戦争体験によってPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ帰還兵の現状を伝えた。

 イラクから帰還したマシュー・セピ(20歳)は銃で2人を撃ち、1人に致命傷を与えた。彼は戦地での体験が原因で、帰還後に不眠症となり、アルコールに依存、トレンチコートには軍に返さなければならないライフル銃を忍ばせてあったという。

 帰還兵による殺人の半数は銃によるもので、ほかの手口として刺殺、殴打、絞殺、バスタブでの窒息死などがあったことを明らかにしている。犠牲者は帰還兵の恋人、家族などが多いものの、戦地に赴く前から犯罪を犯していたわけではないと指摘している。

 国防総省は帰還兵に対してメンタルヘルス診断を行っているが、殺人を犯した帰還兵のうち、診断を受けたのは少数だったとし、ペンシルベニア大学で犯罪学を専門とするローレンス・W・シャーマン教授の「深刻なトラウマを抱えて、癒すことができなければ、暴力に向かう可能性が高くなる」とのコメントを載せている。







関連サイト

ニューヨーク・タイムズ War Torn
http://www.nytimes.com/2008/01/13/us/13vets.html?_r=1&oref=slogin&pagewanted=all






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