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ILO報告書「世界の雇用情勢」 1日2ドルで暮らす労働者が13億人


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01月24日(木) 14時20分
文:市民記者 高塚 |
 
原油価格高騰と金融市場の混乱が貧困層を直撃。
原油価格の高騰がさまざまな方面に多大な影響を及ぼしている。中でも北海道は灯油が暮らしに欠かせない必需品であり、価格の急上昇が家計を直撃している。
北海道経済産業局は先月からHPに「北海道の地域別灯油価格」を毎週掲載している。1月21日に公表された灯油1リットル当たりの全道平均の配達価格は99.7円。ここ3年ほどで価格は倍増している。
こうした情勢から道内では極力ストーブを使わずに、布団を何枚も重ねて寝る年金生活者、昼間は自宅を出て百貨店や病院で暖をとる高齢者が後を絶たない。
筆者が営む治療院でも、暖房費の高騰を理由に今月から来院者には1カ月100円の灯油代を負担してもらうことにしたが、みなさんには快く納得していただいている。
すでに道内では、灯油を盗んで逮捕される事件も発生しており、今後の影響は計り知れない。
一方、原油の高騰は世界的に深刻な打撃を与えているようだ。
ILO(国際労働機関)は、23日、2008年の年次報告書「世界の雇用情勢(Global Employment Trends)を発表した。
2007年は世界のGDPが5%を超える伸びとなったため、新たに4,500万人の雇用が創出され、失業率は横ばいの6%だったという。そのため、07年の推計失業者は、前年から290万人の微増で1億8,700万人だったものの、08年は金融市場の大混乱と原油価格高騰に起因して失業率は6.1%に上昇失業者が世界全体で少なくとも500万人増える可能性があると指摘している。
報告書は、1日2ドル(約210円)に満たない収入で家族と生活する労働者が07年は世界全体の43.5%を占める約13億人存在すると推計している。さらに全労働者の16.4%となる4億8,700万人は、1日1ドルの収入に満たない極貧状態にあるとしている。いずれの労働者も家族の事業を手伝ったり、リスクの高い自営などで、脆弱な就労形態にあるとしている。
このような脆弱な就労形態を強いられる人々は、南アジアでは全就業者の77.2%と最も高く、サハラ以南のアフリカで72.9%、東南アジアでも59.4%に達しているという。
世界では水を手に入れることさえ大変な人々が多数いるが、北海道における灯油価格の高騰もワーキングプアにとっては死活問題である。







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■市民記者 高塚 智(たかつか さとる)
1965年、小樽市生まれ。札幌市在住の市民記者。 高校在学中にオートバイの事故で失明。鍼灸・マッサージ治療院を経営。 スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)を用いて原稿を書く。 |






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