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モデルは水頭症の我が子を救った医師 漫画「義男の空」31日発売


 
札幌の会社経営者・田中宏明さん(34)が出版。
「息子は1カ月健診の際、『問題ない』と言われた。しかし、生まれた時から頭位が大きく、頭蓋骨は間に指が入るほど広がっていた。寝てばかりいて、生命力が乏しく感じた」
札幌市でデザイン制作会社「エアーダイブ」を営む田中宏明(34)さんは、当時をそう振り返る。現在、4歳になった田中さんの次男は元気に幼稚園に通っているが、それは1人の医師に治療されたことがきっかけだった。
田中さんは1カ月健診を終えて間もない次男を札幌市内の総合病院に連れて行った。医師は脳脊髄液が脳室に過剰にたまる水頭症と診断。脳外科の担当医からは、「1週間の検査をした後、頭蓋骨に穴を開け、管で髄液を出すシャント手術をする」と告げられた。
だが、日に日に次男の頭に水がたまっていくのを目の当たりにしていた田中さんは、医師に「1週間も待ってられるんですか」と迫った。
「1、2週間ならば、病状に差はないでしょう」。一刻の猶予もままならないと考えていた田中さんは、医師の対応に不信感を募らせ、「先生、この手術をしたことあるんですか」と詰め寄った。
「ないと言ったら、何だって言うんですか」。医師の一言に息子の命は預けられないと思った田中さんは、帰宅後、必死で知人に電話を掛けまくった。ほかの医師を探すためだった。
その結果、妻の友人から「高橋先生に診てもらった水頭症の子どもで、元気に小学校に通っている子どもが2人いる」との話を聞いた。
「将来、息子は話すことができるのか、歩くことはできるのか」と悩んでいた田中さんは、「高橋先生」の名を聞いて可能性を感じた。高橋先生とは、小樽市にある「北海道立小児総合保健センター」で小児脳神経外科医長を務めていた高橋義男(現・とまこまい脳神経外科小児脳神経外科部長)医師のことだった。
高橋医師に内視鏡手術を執刀してもらった次男は、術後の検査の結果、運動能力、知能ともに問題ないと診断された。
「息子の介護をしなければならないと考えていたことからすれば、(次男が元気になって)自分の体はひとつ空いたと思った。これからはもっと体を動かせる、人のために体を使いたいと考えた。なぜ、高橋先生は人のために生きるか、一層知りたくなった」
子どもの頃から絵が好きだった田中さんは、初めてかいた漫画で「ちばてつや賞」一般部門の準大賞を受賞した。リスクを考えてプロになることを諦めた田中さんだが、多くの患者に慕われる人間・高橋義男の行き様を漫画で描くことを決断した。
2006年7月から制作を始めた漫画のタイトルは「義男の空」。プロローグと7話で構成される第1巻は1月31日の発売。A5版220ページ、税込み1,200円。6巻完結の予定。
購入方法などの詳細は下記URLを参照。







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http://www.air-dive.com/main.html






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