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男性の尿道に虫ピン ゴト師の監禁事件初公判


02月05日(火) 13時00分
文:井上 



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公判が行われた札幌地方裁判所
 4被告に1年2カ月〜1年6カ月を求刑。

 男性を車に無理やり乗せ、札幌市厚別区のホテルに監禁、全治約3週間のけがを負わせたとして、逮捕監禁の罪に問われた4被告の初公判が4日午後2時30分から札幌地裁(馬場純夫裁判官)で開かれた。

 4被告のうち阿部裕樹被告(28)は自称パチンコ器具販売業で、いわゆるゴト師。逮捕監禁された被害者男性(当時29歳)と阿部被告はゴト師仲間だった。

 阿部、布施智(40)、北川真介(27)、山田雄一(24)の4被告は、昨年9月5日、前述の事件で厚別署に逮捕された。

 4被告は腰縄と手錠をされ、看守に伴われて入廷。馬場裁判官の人定質問に、布施被告は小声で答えたが、残る3被告は澱みなく返答した。

 続いて検察官が起訴状を読み上げた。「被害者は(被害者と布施被告の知人である)Mと金銭トラブルを起こし、昨年8月、北海道に逃走した。(昨年)9月4日、布施被告は3被告と上野駅で落ち合い、被害者に対する監禁を共謀、北海道に向かった。阿部被告は被害者を札幌のクラブに来るよう呼び出した。クラブに行った4被告は、店に現れた被害者の両腕を両側から抱えて、車に押し込み、札幌市厚別区のホテルの1室に無理やり連れ込んだ。ロック帯で手足首を縛りつけ、被害者を正座させた。北川被告と山田被告は、被害者に(被害者に金を貸したOとの)金銭トラブルを追及したが、被害者の態度に苛立ち、痛めつけた。虫ピンを胸と大腿部に突き刺し、尿道に虫ピンを差し込み、ハンガーで背部を殴打した」

 初公判では、北川、阿部両被告の母が情状証人として証言した。

 最初に裁判官に深々と頭を下げた北川被告の母は「21歳と11カ月まで一緒に暮らした。(別に暮らすようになって)電話は1週間に1度はあった。私の方からも掛けていた」と涙を流した。窃盗未遂で執行猶予中だった北川被告の犯行について「息子は前の事件から人のことを考えられるようになったと思っていた。結局何が足りなかったか分からない。本人の自覚が足りなかったのと私たちも(北川被告を)もっと見ていれば良かった」

 阿部被告の母は「息子の仕事については把握していませんでした。息子がやっていることがここまでひどいとは思っていませんでした。申し訳ございません」と謝罪した。

 弁護人は4被告に対し、反省の有無を確認した。布施、北川、山田の3被告は「申し訳ありません」と語ったが、阿部被告は「悪いことをしたとは思っていない。正しいと思ったから(被害者を呼び出)した。相手にそれなりの落ち度があるのであれば、腕を掴むくらいはするだろうと思っていた」と述べた。

 検察官は論告求刑で「主導的役割をした布施被告は責任が重い。阿部被告は自己を正当化し、全く反省の色が見られない。阿部被告は被害者の信頼を裏切り、おびき出すという重要な役割を果たした。卑猥かつ悪質な犯行は厳罰に処すべきである。布施被告は1年6カ月、北川被告は1年6カ月、阿部被告は1年2カ月、山田被告は1年6カ月を求刑する」と述べた。

 公判は4日で結審した。判決は2月25日に言い渡される。










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