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アライグマによる農作物被害、北海道は兵庫県に次ぐ2809万円


02月19日(火) 16時15分
文:井上 



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捕獲されたアライグマ(写真提供:上川支庁)
道内120市町村で生息・目撃情報。

 農林水産省の調査で、昨年度のアライグマによる農作物被害額が、総額で1億6,400万円に達したことがわかった。被害は16都道府県に及び、最大の兵庫県は4,342万円、北海道は2番目の2,782万円だった。

 道によると、道内のアライグマによる農作物被害は、1993年度に初めて報告され、97年度に被害額が3,000万円を超えた。単価の高いメロンが多く食い荒らされた05年度の被害額は4,761万円だったが、昨年度の被害額は、2,809万円に減少した。

 農水省は道の被害額を2,782万円としているが、道によると実際の被害額は2,809万円。道の自然環境課では「農水省に農作物被害額の訂正を依頼したが訂正されなかった」と説明する。

 昨年度の道内農作物の被害額の内訳は、スイートコーンが52.9%と最も多く、次いでメロン(10.0%)、デントコーン(7.8%)、イチゴ(7.3%)、スイカ(3.7%)の順だった。

 アライグマは道内で生息域を広げており、昨年度の生息・目撃情報は、全道の3分の2を占める120市町村で報告された。捕獲数も97年度から増加し、昨年度は1,724頭に達している。

 アライグマはテレビアニメの影響などで、ペットとしての人気が高まり、85年頃に輸入、販売のピークを迎えた。ペットとして飼育されていたアライグマは、外見とは裏腹に気性が荒く、逃亡などから次々と野生化した。日本には天敵となる動物がおらず、繁殖力が強い。生息域を拡大させている。農作物を食い荒らすだけではなく、感染症や寄生虫の媒体になり、道内の生態系に影響を及ぼすことが懸念されている。

 自然環境課は、03年3月に策定した「北海道アライグマ対策基本方針」のもと、野生化の根絶、生息域拡大の防止などの対策を進めている。同課は「野生化したアライグマは、確実に道内で生息域を広げている。昨年度の農作物被害額が減った要因は判明していない」と話す。










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