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J1昇格でも難題 コンサドーレ札幌が株主に「減・増資計画」の説明会


02月27日(水) 17時20分
文:糸田 写真:糸田



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児玉芳明北海道フットボールクラブ社長
 Jリーグは債務超過クラブの昇格を認めず、現実的な打開策は減資による解消のみ。

 コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)は27日、札幌市生涯学習センターで、「減・増資計画」に関する株主説明会を開催した。

 HFCの資本金は25億5,625万円。累積赤字は27億4,833万円に達し、2007年末の見込みでは1億9,208万円の債務超過に陥っている。

 昨シーズン、コンサドーレ札幌はJ2のリーグ優勝を果たし、J1昇格を決めた。

 しかし、Jリーグには「実質債務超過であるJ2クラブは、原則として昇格を認めない」という規定がある。Jリーグ経営諮問委員会はHFCに対して、経常収支で利益を出す場合は2年以内、資本対策を行う場合は1年以内での債務超過解消を求めている。

 HFCは、資本金の80%(20億4,500万円)を取り崩して赤字を補てんし、その後、増資を募る「減・増資計画」で目下の債務超過を解消する予定。計画では、80%の減資をすると、資本金は約5億円、累積赤字は約7億円となる。1株1万円の第三者割当で約3億円の増資を目指し、これが実現すれば、資本金が約8億となり、債務超過は解消される。

 説明会で、HFCの児玉芳明社長は「本来ならば黒字を積み上げて赤字を解消していくべきですが、現実的には難しいという判断から、減資、増資という資本対策で債務超過を解消する考えに至りました。株主の皆様には、出資額切り下げ、資産減少につながり大変申し訳なく思っています。さまざまな批判を受けながらも、なんとかこの減・増資計画を進めていきたいと思う次第であります」と話した。

 道と札幌市は、HFCにそれぞれ1億5,000万円を出資している。80%の減資によって、税金から捻出した計2億4,000万円が消えるため、会場からは「債務超過に陥ってることの経営者としての責任をどう考えているか」との厳しい質問も飛んだ。

 それでも累積赤字の大半は、児玉氏が社長に就任する前の旧経営陣時代に膨れ上がったものだ。

 児玉社長は「公的な資金もいただいているので、大変重く責任を受け止めている。いずれにしても計画をしっかり行って、以後の道筋を付けることが責任の一つだと考えている」と説明した。

 「減・増資計画」は、28日の取締役会で承認された場合、来月21日の定時株主総会の議題となる。










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