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全盲を装い生活保護費を不正受給 余罪発覚で、男を追送検


 
視力傷害1級の認定後に運転免許を更新。
全盲の視覚障害者を装い生活保護費の一部を騙し取ったとして、先月25日、札幌南署に逮捕された丸山伸一容疑者(50)。南署は11日、丸山容疑者がさらに約190万円を不正受給していた疑いがあるとして追送検した。
丸山容疑者は、目が見えるにもかかわらず、昨年11月から今年2月までに受給した生活保護費のうち障害者加算と重度障害者加算の総額16万4,920円を不正受給、詐欺容疑で逮捕された。
札幌市南区役所の大内滋保護課長は、「丸山容疑者に関しては以前から(視力の度合いに)疑惑があった。昨年の夏前頃、『当て逃げをされた』と丸山容疑者から何度も被害届が出ていること、(全盲のはずが)当て逃げした車の特徴を話していたことなどを南署から伝えられた。警察と協議を重ねていたが、昨年10月に運転免許を更新した際、視力検査で両眼あわせて0.7以上視力があったことが判明し、2月15日に不正受給の被害届を出した」と説明する。
丸山容疑者は、1999年4月に「視神経炎、全盲」と診断され、市から視力障害1級の認定を受けた。03年10月から生活保護を受給し、保護費には、障害者加算(2万6,850円)と1級認定者に加算される重度障害者加算(1万4,380円)も上乗せされていた。
昨年11月から今年2月までの詐欺容疑で逮捕された丸山容疑者だったが、その後の調べで、02年9月にも運転免許の更新を行っており、その時点で一定の視力があったことが判明。南署は生活保護が始まった03年10月から07年10月までに受給した障害者加算と重度障害者加算の総額193万3,436円も詐取したとして追送検した。
大内課長は「目が見えていたならば、丸山容疑者の障害者加算は3級の1万7,890円となり、重度障害者加算も削られる。03年までさかのぼって返還を求めることを考えている。その場合、返還を求める不正受給額は約123万円になる」と話す。
また、丸山容疑者は視力障害1級の認定後、福祉パスや日常生活用具、外出時に付き添うヘルパー利用などのさまざまな自立支援を受けている。
福祉パスは、2級以上の重度と認定された障害者に支給され、市内の交通機関をすべて無料で利用できるカード。南区保健福祉課では福祉パスの利用金額も返還請求する考えだが、使用履歴などはカードに記憶されないため、金額の特定は難しいという。
南区保健福祉課の小枝敏克介護障がい担当課長は、「障害者でなければ、これらの支援は受けられない。警察の調べで目が見えると立証されれば、その時点までさかのぼって返還してもらう。障害者手帳が交付された99年からだと、福祉パスを除いた自立支援費の不正受給は総額約600万円となる。税金で出している部分なので厳格に対処したい」と話した。










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